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海でのキスを忘れるように、次の一週間は仕事に励んだ。
真奈は月曜日からケロっとした顔で出勤してきて
大丈夫？って聞く私にも 何が？っていうような顔を返す。
それが妙に、怖かった。
聞くところによると今週末にはまた会うらしいし。
海で言ってた翔さんのあのことは、口から出任せだったのかもしれない。
……そんな人じゃ、ないけど。
もしあの日の真奈と翔さんの喧嘩が、二人の問題じゃなく、私も介入してる話なら
真奈があそこまで普通の顔で私の前に立てるかな。
ただでさえ女の子らしい性格の子なのに
私が翔さんと真奈との恋愛に、歪みを入れそうだっていうことを知ったら
怒り狂うんじゃないかってくらい。
和「あ、定時。」
「…ほんとだ。かーえろっと」
翔さんの会社との打ち合わせは、まだあと一週間も先。
なにも決まっていない状態だから、こっちにとっちゃすることは皆無で。
和「よっしゃ。Aちゃんも真奈ちゃんも。良いときに帰んな？」
「かーえろっかな」
和「……あ、まってAちゃん。任されてる仕事があった。すぐ終わるからさ。小会議室、来て」
真奈「じゃあ私帰りますね〜。お疲れさまです」
「ん、おつかれ！」
そうだよね。真奈は明日、翔さんと会うんだから。
和「今から暇？」
「えっ、はぁ！？」
小会議室に入ってすぐの言葉に思わず変な声。
仕事って、仕事って嘘！？
和「仕事なんか嘘だよ。笑 真奈ちゃんの前で言ったら絶対あの子お前に嫉妬するからさ。」
「え〜？そんなことしたことないですよ真奈は」
和「……お前ほんと観察眼が乏しいな。真奈ちゃんと櫻井さんが喧嘩した日から、真奈ちゃん急にエンジンかかってんの丸わかりじゃん。今週だって残業３回してるし。」
「……それほんとですか」
和「なんでここで嘘つかなきゃなんねぇのよ」
…私には見えなくても、真奈は。
明らかに何処か変わってる。
つまりあの日の二人の喧嘩は、それ相応に重たい内容だったんだ。
和「んで、暇なんだろ？」
「え、あぁ…まぁ。」
和「飯。行くぞ。地下駐車場に停めてあるから。この鍵で開けて乗っといて。」
「一人で？！私一人で乗っとくんですか」
和「あーも、女々しいこというな」
俺１０分くらい仕事あるからって
爽やかにニノさんは、小会議室を出ていった。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
