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翔「…やべぇ。車で来てたんだった」
酔った頬を夜風が掠めて気持ちいい、何て思ってたら
カクテルを何杯も飲んだ翔さんの、驚く一言。
飲んで良いんですか？って、聞けるような雰囲気じゃなかったけど、思ってた。
まさか翔さんが忘れてたなんてことは、思わなかったけど。
翔「やべぇ飲酒運転するにしても危険すぎる」
「な、しちゃダメですよ！」
翔「出来るくれぇの量ならするよ」
嘘なのかホントなのか分からない黒い笑みを浮かべて
だけど、って続ける。
翔「今日の場合Aちゃんいるし。雅紀に電話すっか」
そうやって胸ポケットからスマホを取り出す翔さんの横で夜風に冷やされたはずの頬がまた熱を帯びた。
翔「…あー、雅紀？なんだよ、喧嘩なんかしてねぇよ(笑)……車で来てたんだよね俺。うん、だからここ置いとくよ？…はーいおやすみ」
…おやすみ、ってかける声が少し、甘い。
翔さんに限ってゲイ疑惑なんて考えたくないけどそのくらい、愛をもった言い方。
翔「ごめん…電車でも良い？連れていきたいとこあんだけど」
そこ駅あるし、ってネオンの先の健康的な明かりを指差した。
「どこ連れてってくれるんですか？」
翔「工業団地。すげぇ夜景綺麗なんだよ。いっつも俺んちから見えてて。いつか女の子といきてえなぁって思ってたんだ」
…連れていきたい女の子は、ほんとなら私じゃなくて真奈ですか？
今日喧嘩しなかったなら、真奈といっしょに雅紀さんと智さんのいるバーにいって酔いまくって
そのまま、こうやって夜景を見に行くはずだったんですか？
翔「……だめかな？」
ネガティブに考え込む私を違うように解釈したのか、可愛い顔で覗き込んできた。
「…あ、そうじゃなく……」
“櫻井さんは別れ話を持ちかけたんじゃねぇの”
「……お酒買ってから行きません？笑」
今日のニノさんのその予想を信じて
翔さんと私の夜の勢いに拍車をかける言葉を返した。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
