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雅「で、そちらが翔ちゃんの女の子？」
翔「俺の、とかじゃねぇよ(笑)」
そうなの〜！？って驚く雅紀さんを見て
多分、真奈のことを翔さんは伝えてないんだろうな、って。
もし伝えてるなら“あの子どうなったの！？”とかって、この人なら聞きそう。
「初めまして。雅紀さんと…智さん。」
雅「うんうん！初めまして！よろしくね！」
智「名前は？」
「Aって言います。翔さんの、お仕事仲間です」
雅「へぇ〜、お仕事仲間。翔ちゃんも大人になったね！」
翔「もうとっくだし。それにお前より年上なんだけど」
まぁまぁってなだめる雅紀さんが奥のカウンターに翔さんを勧めたら
“Aちゃんはこっち”
って、智さんにキッチンに呼ばれる。
バーカウンターの内側は、シェイカーと氷があること以外は普通のキッチンで
その奥に翔さんが見える景色は
何とも言えない幸福感を味わせてくれた。
翔「え、なにしてんの智くん」
智「Aちゃんに魚さばいて貰おうと思って。俺はその間フライ作っとくから」
翔「A捌けんの？笑」
智さんのいきなりの提案に驚いたのは山々だけど、翔さんに料理ができない子だなんて思われたくなくて
「出来ますよ失礼ですね！」
って、大口を叩く。
私のお魚捌き歴は、一応４年だけど
その間に捌いたことある回数ってどのくらいだろう。
一応魚を捌くだけの教室に行ったことはあるし、って自分を落ち着かせた。
雅「えー！じゃあまだAちゃん飲めないね。どうする翔ちゃん。とりあえず生？」
翔「お前、仮にもそこbarカウンターだろ！？まずはカクテルを出してくれよ(笑)」
雅「ええ〜もー！仕事を増やすのが好きだね翔ちゃんは」
翔「うめぇもん飲みてえだけ」
“うめぇもん”って、そこだけが雅紀さんには輝いて聞こえたそうで
急いで作る！って鯵をおろす私の横に来てシェイカーを取り出した。
雅「雅紀スペシャルでいい！？」
翔「え！まじ？雅紀スペシャル貰っていーの？！」
って、訳分からない会話をしたら
雅紀さんが壁からきれいな色のお酒を取り出して混ぜる。
斜めを向いてシェイカーを振るその姿勢は
飾ってなくても艶やか。
「…雅紀スペシャル……？」
思わず手が止まる私に、
智「じゃあAちゃんは智スペシャル。捌き終わったらあげるね」
って、智さんが微笑んだ。
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まも(プロフ) - ゆかりさん» ご感想有難うございます！可愛いですよね(*^^*) (2016年6月8日 15時) (
レス) id: 6957800e1c (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 二ノ翔ちゃん大好き愛してる (2016年6月8日 11時) (レス) id: 59f29188ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まも | 作成日時：2016年5月28日 8時
