タッチーもといミッチーもとい立原道造君・ぴの様リクエスト ページ8
「ちょっと待て。頼む、本当に待ってくれ。勘弁してくれ。否、勘弁して下さい俺安月給なんです」
『無理。あれを取る迄私は此れを止めない』
もう土下座せんばかりの勢いで云う男___立原道造。通称ミッチー。
そして私はガチャガチャとコントローラーを動かしている。
___ま、何故こんな事になったのかは、少しばかりの時間を遡る事になる。
〜数十分前〜
『ううーん』
私は呻き声をあげる。それから辺りを見回した。
『完っ全に……迷ったなぁ』
狭い路地。辺りには高い建物が軒並み並んでおり、全く此処が何処だか判らない。
少し進んで、路地を一つ曲がってみる。
「…ああ?」
『…フラグ建設した憶えはないぞー』
其処にはどう考えてもアレ方面な方達がいた。私は回れ右。
「逃すと思ってんのか?」
『そうしてくれると嬉しいなー…』
数人の男達は私の前に回り込み、ニヤニヤと笑う。
邪魔。
「おいおい、ちょっと待ってくれよ、おねーちゃん」
『やだ。邪魔です。退いて下さいそれか死ね』
私にボロクソに云われた男はヒクヒクと顔を引きつらせた。
「お前…今の状況判ってんのか?」
『判んないかなー』
「て、手前…」
と、いきなり体を羽交い締めされた。
そういや後ろにも居たんだった。忘れてたぜ。
『きゃー離して下さいー(棒)』
「お前本当に状況判ってる⁉」
先刻から私のボケに的確に突っ込んでくれるどこからどう見ても日本人なスティーブ(仮)。
「へへ、まぁ、顔は……
普通だな」
『はいぶっ殺すー。貴様は殺す。死んでも殺す』
「え⁉」
知ってるよ!私の顔が普通なの知ってるよ!だからさ、判る⁉ マフィアの人顔面偏差値高すぎなの!私の場違い感やばいの!
「まぁ、でも胸はデケェな」
『許して遣わす』
「御免ちょっとお前の人間性が判らない。今お前襲われそうになってるんだよ?何で普通に喋ってられるの?何なの?莫迦なの?阿保なの?」
『お前マジ巫っ山戯んな』
何で初対面の奴に莫迦とか阿保とか云われなきゃいけねーんだよ。
「…お前ら、何してんだ?」
「ああん?誰だてめッ」
立原君の前に立った男が、音も無く崩れ落ちた。わーこの頃からこんなに強かったんだね。
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白夜の世界 - 2次元大好き野郎さん» コメントありがとう御座いますッ!最高でしたか!よかった!何かちょっとリクと違うかなって思ってたんですけど……嬉しいです! (2019年7月7日 20時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
2次元大好き野郎 - コメント遅れてしまってすいません!まじ最高です! (2019年7月7日 10時) (レス) id: 6de8be71fd (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - オンさん» 応援ありがとう御座います……!更新頑張ります!遅いけど!出来るだけ!遅いけど! (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 白夜の世界さん» はい!大丈夫です! (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - わたあめさん» は、はい!難しそうですが、頑張ります!太宰さんと太宰さん(黒の時代)逢わせちゃってもいいですか? (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月7日 16時