太宰さんが嫉妬・モノクロ様リクエスト ページ11
続きだお☆
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
太宰side
「凪ちゃぁぁぁぁん‼‼」
私はＱを押し退け抱き着いた。凪ちゃんに。
「ちょっともう君何してんの私に内緒で出掛けるなんて然もよりにもよってＱとだなんてあーもうこれはお仕置きコース一直線だねさぁ帰るよ凪ちゃん」
『ちょっと待って下さい早口過ぎて何云ってるか判んないです』
凪ちゃんを無理矢理引っ張って連れ帰ろうとすると、私の前にＱが立った。
「……ほら、お姉さん厭がってるよ？離してあげたら？」
『そーだそーだ』
「厭だね。大体君は危険な異能者なんだ、凪ちゃんと一緒に居ないでくれるかい？」
『あれ、私無視されてる？』
「お姉さんは僕と一緒に居たい筈だよ。だから太宰さんは邪魔。消えてくれる？」
私の額に青筋が浮かぶ。
「…凪ちゃんが首領に掛け合ったようだけど、私が云ったら首領も改心されたようだ、今すぐ座敷牢に戻るように通達が出ている」
「な……ッ」
『ちょっと太宰さん何してるんですか⁉』
「煩い。行くよ」
私はＱを部下に任せ、凪ちゃんと一緒に車に乗り込んだ。
凪ちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
『ちょ…、太宰さん？』
「何で彼奴と一緒にいるの。Ｑは危険なんだよ。それぐらい判るでしょ」
『な…、そんな云い方無いでしょう⁉久作君だって、好きでああなった訳じゃないんですから！』
久作君？…随分と親しくなったようだ。妙に苛々する。
『もう、離して下さい！』
「…心配、したんだよ」
『！』
暴れていた凪ちゃんがピタ、と止まった。
「凪ちゃんがＱの何を知ってるかは知らないけどさ、彼奴の異能が危険な事には変わりは無い。……私だって、不安になる事ぐらいある」
だから、と凪ちゃんの肩に顔を埋める。今の私の顔を見られたくない。
「私を不安にさせたお仕置き。……私がいいって云う迄、ずっと此の儘」
『…仕方ないですね』
はぁ、と凪ちゃんは溜め息を吐いた。
その横顔が、ちょっと赤くなっていたのは、嬉しい誤算だ。
_＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ワォ凄いほんわか。絶対リクエストと違う。御免なさい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 223人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白夜の世界 - 2次元大好き野郎さん» コメントありがとう御座いますッ！最高でしたか！よかった！何かちょっとリクと違うかなって思ってたんですけど……嬉しいです！ (2019年7月7日 20時) (
レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
2次元大好き野郎 - コメント遅れてしまってすいません！まじ最高です！ (2019年7月7日 10時) (レス) id: 6de8be71fd (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - オンさん» 応援ありがとう御座います……！更新頑張ります！遅いけど！出来るだけ！遅いけど！ (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - 白夜の世界さん» はい！大丈夫です！ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4cdd55349 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - わたあめさん» は、はい！難しそうですが、頑張ります！太宰さんと太宰さん(黒の時代)逢わせちゃってもいいですか？ (2019年7月6日 21時) (レス) id: d483191461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白夜の世界 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時：2019年4月7日 16時
