六十四輪 ページ14
妖魔界を出たころ,オロチは家まで歩くには効率が悪いと私を抱きかかえ空へ飛んだ。
静かな夜,オロチは夜咄としてオロチ自身のことについて話始めた。
大昔人として生きていたこと。
住んでいた村を滅ぼされ,そこでオロチは死んでしまったこと。
復讐の念から妖怪になり私を見つけるまでのことをオロチは教えてくれた。
「......ねぇ,オロチのパパとママいい人だった?」
「私としてはそう思っていたが......着いたぞ」
部屋の窓から入り,ベッドにおろされた。
「......帰るの」
そう尋ねるとオロチは返事もなしに私を寝かせた。
「今日は良く眠れるだろう。......明日,Aが起きた頃にまた来よう」
オロチは最後に私の頬を撫でると部屋を出て行ってしまった。
頬に触られた感触を思い出し,ゆっくりと目を閉じた。
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剣城京菜(プロフ) - まぃさん» ありがとうございます頑張りますっっ!! (2018年2月26日 18時) (レス) id: 6021a386db (このIDを非表示/違反報告)
まぃ(プロフ) - かっこいいですオロチ!! 夢主さんも可愛いし これからも頑張ってください! (2018年2月25日 21時) (レス) id: fa92bd9a65 (このIDを非表示/違反報告)
剣城京菜(プロフ) - 奈乃さん» ありがとうございます,頑張ります!! (2018年2月12日 11時) (レス) id: 8e91a3c5b3 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - おもしろいです! 更新頑張ってください! (2018年2月11日 17時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城京菜 | 作成日時:2018年2月11日 0時