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カーチェイス2 ページ9

左馬刻視点

関わってる奴で捕えてねぇのは後…今舎弟が追ってるDJとダンサーのペア。


「(おせぇ…)」


何を手こずってんだ。難しいこたァねぇ筈…


車で待ってるが一向に連絡が来ねぇ。


「こっちはまだ回収する物があるので先に失礼します。」


「…おーう」


銃兎はそそくさとどこかへ向かった。


電話がかかってようやくか。と思ったらカーチェイスで大破したと言う報告。


[すんません!相手のガキがヒプノシスマイクを…!]


「…何?」


[余所見とは随分余裕なこった]


「……チッ!…おい。車出せ。」


隣にいた理鶯が不思議そうに俺を見ていた。


「何処へ向かうのだ?」


「__」





ジョイ視点

「ガキはガキだな…」


すやすやと眠るコイツにブランケットを被せて車の外で煙草を吸う。すると一台の車が近付いてきた。





「お疲れ様でした。虎睦。」


「おう…流石にカーチェは疲れたわ…」


勝手に俺の車を覗きAを確認する。


「大丈夫そうですね」


傷だらけのコイツを見てどこが大丈夫だと思うんだポリ公は。


「てかザーヤクに伝えてねぇの?俺の事…」


痛てぇと言って流れ弾…相手のリリックで汚された腕をさする。


「すみませんね。その方がスムーズに事が運ぶんで」


「からかいたいだけだろテメー」


「ふっ…どうでしょう?…ほら。今回の報酬ですよ」


まとまった金が渡される。そう。俺はコイツ…入間銃兎の諜報員やってんだ。Aは知らねぇと思うが。

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作者名:あんぽろ | 作成日時:2020年5月15日 23時

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