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怖いよ ページ3

『いたんですね...亮さん』


後ろを振り向くといつも通り気味の悪いくらいニコニコしている亮さんが。


「いたんですねって...お前、まあいいよ。それより俺の質問に答えてくれる?」


あの笑顔をさらにニコニコさせて


「どーしたの?」


わざと強調させて言ってくるところをみると、だいたいの事情はわかっているのだろう


先輩だけど、、、


ムカツクゥゥゥゥウウウウウ!!!




殴りかかりそうになる感情を抑えて答える



『どうしたって...私はただ寮に戻ってきただけですけど?』


頑張って平然を装って答え、ちろっと亮さんをみると


さっきの表情とは一変して真剣な顔をしていた


「......」


何も言わず、ずっとこちらを見る亮さんに心臓が早くなったのが分かった


恋とかそういうのじゃなくて、もっと別の





“何を言われるんだろう”




“怖い”




に似た感じ


心は落ち着かせようとしていても体は正直だ



冷や汗が出てきて、頭が回らなくなる



人から見つめられただけでこんなになったのは初めて



落ち着かせるためにふーっと息を吐く


大丈夫だ、大丈夫



別に何か問いただされてるわけじゃないし



もんもんと自分に言い聞かせていると突然



「ねえ、めい...」




あぁ...何を言われるんだろう

どうしたの? 亮介side→←いたんですね...



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作者名:かぐや | 作成日時:2017年9月22日 17時

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