魔女裁判〈イナGO〉

裁判 4 ページ7

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2012年 12月 10日 深夜 01時 00分


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天馬は本棚を探っていると、一冊の本が目にはいった。


天馬は気になったのでその本を本棚から引き出した。


天馬「これって……絵本ですか？
へええ。なんだか、珍しいですね。
先生が絵本だなんて……。あれっ？」


天馬は絵本を見ていてある事に気がつき、
思わず、声をあげた。


神童「気づいたようだな、天馬。そう、その絵本には『ナゾ』が仕掛けられているんだ。」


天馬「絵本の中にまでナゾがあるなんてさすが、神童先生ですね！」


天馬は神童教授に尊敬と感心の眼差しを向けた。


神童教授は天馬の瞳があまりにも眩しすぎた為、手で顔を覆った。


神童「さあ天馬。君にこのナゾが解けるかな？」


神童教授は腕を組み、さっきと同じ悪戯気な表情をした。


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そんな神童教授に天馬は元気に応える。


天馬「勿論解いてみせますよ！
俺は先生の一番弟子なんですからね！」


神童教授は天馬に「ちゃんと集中しろよ」と強く念を押し、天馬が絵本を開き、
一生懸命謎解きをする姿を背後霊の様に後ろから見ていた。


ところがだ。


天馬は途中まではちゃんと謎解きをしていたが、サッカーをやりたいという願望に襲われ、集中できなくなったのだ。


だが、天馬はなんとか謎解きを解明する事ができたのだ。


理由は神童教授が「サッカーなんかやったら、"ただ"の超次元アニメに戻ってしまうだろう!!!」という想いと威圧感と殺気が背後から伝わってきた為、最後まで諦めず、解く事ができたのだ。


天馬はその時、改めて神童教授の恐ろしさを実感したという。


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