魔女裁判〈イナGO〉 (ページ23)

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裁判 18 ページ23

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2012年 12月 10日 02時 45分

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黒い生き物は伏せていた顔を上げ、閉じていた目を大きく見開いた。

黒い生き物は茜を視界にいれた。

黒い生き物『パートネルーファ……!!!』

茜「……あっ……!」

黒い生き物は魔法の呪文を唱えた。

その時、黒い生き物の目が光った。

黒い生き物の目を見た茜は、本を抱えたまま、気を失い、倒れた。

おそらく、催眠魔法でもかけられたのだろう。

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その瞬間、黒い生き物は茜を魔法で空中に浮かびあがらせ、自身の腕の中に彼女を納めた。

その異様な光景を見て、神童教授と天馬は思わず、目を丸くした。

神童教授は茜を助けようと、黒い生き物に真っ正面から突っ込んだ。

神童教授のその様子を見た黒い生き物は、自身の片手をかざした。

その瞬間、黒い生き物の片手は神々しく輝き、強烈な突風を起こした。

神童「うわあああぁぁぁぁ!!!」

神童教授は飛ばされないように足に力を入れ、踏ん張った。

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風はどんどん強くなり、部屋の本棚やテーブルなどの家具を吹き飛ばした。

その度に、本棚に整頓していた本や、化石が飛んできた。

それを二人は必死に避ける。

神童教授はなんとか黒い生き物に近づこうと、手を伸ばし、一生懸命足を動かしたが、黒い生き物が翼で茜を覆い隠し、飛んで行った為、それは適わなかった。

神童教授の伸ばした手は風をきった。

神童「待て!!!!!」

そんな神童教授の静止も聞かず、黒い生き物は翼を羽ばたかして飛び、そのまま窓に突っ込み、窓を破壊し、身体を風で覆い、飛んで行った。

そのせいで、硝子(ガラス)の破片が部屋に飛び散った。

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二人はすぐに破壊された窓に駆け込み、黒い生き物の行く末を見送った。

天馬「先生……!!これは一体……！？？」

天馬は混乱した表情を浮かべながら、神童教授を見た。

神童「…あれが……魔女……!!」

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魔女ー、修理代払えー。