裁判 43 ページ6
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2012年 12月 10日 09時 02分
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茜は閉じていた目を開いた。
何故か、茜の瞳には光がなかった。
まるで人形のような目をしていた。
茜「………よろしくお願いします。」
A「弁護士の水蓮寺 Aです。
よろしくお願いします。」
Aは自分の自己紹介をし、頭を下げた。
だが、二人からはなんの反応もなかった。
エリーナ「………………。」
A「え、えーと……こんにちは。
弁護士の水蓮寺です。」
Aは二人に自分の声が聞こえなかったのかと思い、もう一度自己紹介をし、頭を下げた。
茜「…………………。」
Aがもう一度自己紹介をしても、二人は何も言わなかった。
少なくともエリーナにはAの声が聞こえているようだが、茜には聞こえていないように見えた。
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A「(な、なに。私の声、聞こえていないような……。)
Aはそう心のなかで呟いた瞬間、何かに気づいた。
A「あの……もしかして。
私が今日、弁護するのは……」
Aは茜を見てそう言うと、エリーナは深く頷いた。
エリーナ「ええ、そうです。この子が弁護をお願いする生徒になります。
すでに罪は認めておりますので、先生のお手間は取らせません。」
Aはエリーナのその言葉を聞き、目を丸くした。
A「罪を認めている……。」
エリーナ「ですから、検察側から提示される刑をそのまま引き受けてくだされば結構です。」
エリーナはそう言い、眼鏡をクイッと上げた。
A「は、はあ……。(変わった依頼ね…。)」
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太陽「あの。茜………さん。
いったい、何をされたんですか?」
茜「………………。」
太陽がそう聞いても、茜は答えなかった。
エリーナ「……もしかして。事件の資料……
渡されていないのですか?」
A「は、はい。何も聞いていませんけど。」
エリーナ「それはそれは、申しわけありません。……こちらが事件の資料になります。」
エリーナがそう言い、自分の持っていた鞄から事件の資料を出してAに渡そうとしたその時だった。
警備員「……弁護人、被告人!
開廷の時間です。……入廷をねがいます。」
法廷が行われる扉の横にいた二人の警備員が大きな声でそう言った。
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リリア(プロフ) - レイトンvs逆転裁判でイナGO…めっちゃいい!!がんばれ!超がんばれ!この小説叫びたいくらい好き! (2013年1月8日 18時) (レス) id: 6d8996907d (このIDを非表示/違反報告)
風野サキ(プロフ) - 更新ガンバ♪ (2013年1月4日 20時) (レス) id: e6b0b8f9fb (このIDを非表示/違反報告)
風野サキ(プロフ) - ぼんちょ*綾神さんー教えてくれてありがとうございます!!! (2013年1月4日 19時) (レス) id: e6b0b8f9fb (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - ぽんちょ*彩神さん» 本当ですか!?(゚Д゚;)こんな駄作を面白いと言ってくださってありがとうございます!(/_;) (2013年1月4日 12時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
剣城スノウ(プロフ) - 風野サキさん» ごめん!私もわかんない(汗)私はスマホでやってるから;; (2013年1月4日 0時) (レス) id: d9c0e69bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:剣城スノウ | 作成日時:2013年1月2日 10時