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段々と酔いが丁度良く回ってきた頃、キラーさんの質問も少しずつ際どくなってくる。
「Aちゃんはさ、付き合ってる人とか居た？」
キラーさんは私よりも酔っているはずなのに、同じペースでずっと優しく話しかけてくれる。
お酒、結構強いのかな。
「い、や…友達はみんな、作ってますけど、私は、」
「そっか……初心ってヤツ？」
「若者言葉だと…そう、なんじゃないですかね」
うぶ、初心か…いや、わたしも頑張れば、彼氏の一人くらいできるもん。
ただ、今はホストのひとと話してるだけで良いんだから
……むねがいたい。成人してもう何年も経つけど、隣に人が居たなんてそんな経験はほとんどしてこなかった。
「その様子だと彼氏がいる経験が欲しそうだね？」
「っえ、え、え、あ、ああ、」
すこし考えに浸っていたところ、キラーさんに話しかけられてびっくりする。そ、そんなに変な顔してたかな。
そう自分の両頬に手を当てると、けっこう熱っていた。
「ふーん…、じゃあさ、僕と交際する？」
そう一口含むと、提案してくれた。けどそれは目がぱちくりと開く内容で。
「な、いま、なんて、」
「んー？付き合っちゃう？って聞いたんだ」
「い、いや、、そんな、わたしなんかが、」
そ、そもそもホストの人ってお客さんと付き合って良いのだろうか？
「もーネガティブになっちゃだーめ。てかAちゃんフツーに可愛いよ？」
「……お世辞、ありがとございます、」
そう目を逸らしていう。
流石はホストら褒めるのが上手い。ここぞと所で褒めるんだから、一瞬お世辞かどうか分からなくなった。
…わたしにお世辞を言わない人なんていないだろうけど、
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ユズ - 知ってる歌の歌詞がタイトルになってる...!（嬉しい） (3月8日 9時) (
レス) id: ad7a46ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
世落さんず - いつも神作品をありがとうございます！！！更新応援しています！！( •̀ ω •́ ) (2月25日 22時) (レス) @page11 id: 0a59ca876b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごれもん | 作成日時：2024年2月11日 21時
