続き。 ページ10
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「私が一番に行きまーすっ!」
「おいこら待て太宰!敦も待て!」
「無理です!僕の中の獣が」
「芥川逃げろ!探偵社から逃げろ!」
「龍!ぼくと一緒に露天風呂に行きませんか?」
一斉に聞こえる声。ちなみに聞き取れたのが今の5つだけ。他にも何やら聞こえたが聞こえないフリ。
反応に困っていると僕の浸かっていた湯船に近づく影が1つ。そしてふと見渡すと先程までいた太宰さんの姿がない。
まさか…。
「ばあ!」
「っ!?」
長年の入水で慣れてきたのだろうか。入り口付近にいた太宰さんが素早く僕の隣まで泳いできたのだ。
驚きすぎて口をぱくぱくさせていると「死ね太宰!」や「死ね太宰さん!」や「死ね太宰君!」などと罵声が飛んできた。
「ふふっ…不覚だったね皆のもの。芥川君はもう私に捕まったよ」
そう言ってがばっと抱き付かれた。結構痛い。
衣服もないこの状況での僕は無力故、ただ赤面することしかできない。
「…太宰さん、離れていただきたいっ…」
お湯のなかで至るところを触られ声が出そうになったが、それを必死に我慢して抗議。だが…
「………」
気づけば太宰さんだけでなく、他の輩も寄ってきていたからとりあえず温泉から全速力で逃げてしまった。
脱衣所に行くと僕の服が無くなっていて、その代わりに白いあのシャツの進化したような感じの服が一枚あっただけだった。
後日会った太宰さんを思いっきりにらんだ。
【完】
♀♂
なんだか雑な感じになってしまいすみません。
今日は何を言われようとも3月1日カウントダウンしますので。
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どろっぷ - 本当に好きです!!!最高すぎます!!! (2021年10月9日 18時) (レス) @page28 id: 33730d6852 (このIDを非表示/違反報告)
雪音永遠 - 最高です。いつも影ながら応援してます!頑張ってください!(なんか上から目線ですみません) (2019年5月13日 19時) (レス) id: 0221d79259 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - シャルさん» ありがとうございます!嬉しいお言葉です…頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 最高すぎて辛いです。はい。もうやばい)^o^( (2017年4月8日 15時) (レス) id: a82ccaf05f (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 藤見日和さん» ありがとうございます!!続編でもよろしくお願いします!! (2017年3月26日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TOMOTO/
作成日時:2017年2月21日 22時