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続き。 ページ46





 現状を知らない中原は芥川がただ誰かに襲われていると思ったのだろう。名前を呼ぶや否や走って近づいてくる。



「おい!あくたが、わ…」



 だがこの光景をしっかり2つの眼(まなこ)で見て、硬直した。



「ぷはっ、ナカハラ…カンブ、だっけ?マスター」

「………手前、誰だ」



 低くドスの効いた声で話す中原と、変わらずヘラっとしている羅生門芥川。本物の芥川は口づけに疲れたのか、荒い呼吸を繰り返している。



「誰って己は異能だ。誰とかそーゆう問題じゃねぇよ」

「異能が自我を持つなんて事はねぇ」

「お前だって汚濁使うと制御出来なくなるだろ。似たようなモンだろ。ね?マスター」



 中原の存在を無視して羅生門芥川は芥川の頬を撫でる。芥川も耐えれなくなったのか力付くで其処を抜け出そうとするが腰に巻き付いた外套が邪魔をする。



「っ…羅生門」

「ん?なに?マスター」



 中原が芥川を如何いう表情で見てるかは、此方からは見えない。だがきっと虫でも見るような目だ、と芥川は思った。



「もうやめろ」

「………………帰ったらいいだろ?」

「分かった。考えておく」



 軽い説得だったが砂のように羅生門は消え去り、元の外套になった。起き上がって中原を戸惑いながら見れば、頭を痛い程くしゃくしゃに撫でられた。



♀♂♀♂


 帰ってからのやつがれちゃんをちょっと覗いてきます。


 こんな出来でよかったでしょうか?返品可能なので、いつでもお申し付けください。

太芥『不慣れ』→←羅生門×芥川『反撃』



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どろっぷ - 本当に好きです!!!最高すぎます!!! (2021年10月9日 18時) (レス) @page28 id: 33730d6852 (このIDを非表示/違反報告)
雪音永遠 - 最高です。いつも影ながら応援してます!頑張ってください!(なんか上から目線ですみません) (2019年5月13日 19時) (レス) id: 0221d79259 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - シャルさん» ありがとうございます!嬉しいお言葉です…頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 最高すぎて辛いです。はい。もうやばい)^o^( (2017年4月8日 15時) (レス) id: a82ccaf05f (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 藤見日和さん» ありがとうございます!!続編でもよろしくお願いします!! (2017年3月26日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TOMOTO/  
作成日時:2017年2月21日 22時

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