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続き。 ページ17





「だだだ太宰さんがなんでここに…!?」

「頼まれて」



 キッパリと答えた。いや、そうじゃなくて。


 どうしよう、この状況で芥川が出てきたら絶対アイツ自害する…絶対する…!



「君はあれだよね。芥川君の隣にいる…中島…敦だっけ?」

「は、はい…あの…」

「芥川くぅーん、いるー?」



 何やってんだコイツは!!

 傷心状態の芥川を変に刺激すれば困るのは僕なんだよ!僕!それに今芥川は…!



「あれ?敦君?」



 耐えきれず芥川の部屋に向かった。もしかしたら会話が全部聞こえていたかもしれない。

 勢いよく扉を開けると、案の定窓から身を乗り出す芥川の姿。



「芥川!大丈夫だから!頼む!それにここは一階だろ!」

「黙れ!」



 暴れる芥川を後ろから抱きしめ、動きを封鎖する。思った以上に細くて驚いた。



「私、邪魔者?」



 すると後ろから声が。まさか、と後悔がぐっと押し寄せる。何故、何故僕は鍵を閉めなかった…。



「だざ…さ…ゲホッ!」

「んー?」



 は、始まっちゃったっ…!芥川の緊張して咳が止まらなくなるやつ…!



「芥川って言うの、昨日初めて知ったよ。私のクラスメートの中也がお世話になってるそうで」



 太宰さんが苦虫を潰したような顔をして言った。それは芥川に向けているのか、その“中也”に向けているのか…。



 どちらにせよ芥川の容態が心配だ。太宰さんも些か心配しているようだ。



「それで芥川君の様子を見に行けって言われてさ。家がここだって教えられたから来た」



 そしたら白髪少年がいてさ。君たちは幼馴染み?


 そうなのかもしれない。って、今そんな話は必要ない。芥川の様子は…



「………敦君、彼っていつもこうなの?」

「いえ、貴方のせいで情緒不安定なんです」



 我ながら皮肉めいたことを言ってみた。僕だって何回も何回も太宰さんに食わされてたまるか。



♀♂♀♂


 まだ続く。でも今日はここまで。

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どろっぷ - 本当に好きです!!!最高すぎます!!! (2021年10月9日 18時) (レス) @page28 id: 33730d6852 (このIDを非表示/違反報告)
雪音永遠 - 最高です。いつも影ながら応援してます!頑張ってください!(なんか上から目線ですみません) (2019年5月13日 19時) (レス) id: 0221d79259 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - シャルさん» ありがとうございます!嬉しいお言葉です…頑張ります! (2017年4月22日 1時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
シャル - 最高すぎて辛いです。はい。もうやばい)^o^( (2017年4月8日 15時) (レス) id: a82ccaf05f (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 藤見日和さん» ありがとうございます!!続編でもよろしくお願いします!! (2017年3月26日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TOMOTO/  
作成日時:2017年2月21日 22時

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