居場所43 ページ47
エトside
Aちゃんが死んだ
皆信じられないといった様子で目を丸くした
正直私も信じられない
…いや、私は分かっていたのかもしれない
この梟討伐戦でAが死ぬことを…
Aがアオギリと捜査官の間で迷っていたのは知っていた
それでも、私はあえて何も言わなかった
これはAが決めるべき事だと思ったから
…あの時少し声を掛けていれば、何かが変わっていたのかもしれない
「…うっ…嘘だろ…?兄貴に続いてAまで…?」
「うん…有馬が…言ってた…」
「………」
中でも一番落ち込んでいたのはアヤトくんだった
そりゃ、そうか…好きだったはずだもん…
そうだ…遺書…
「…ねぇ皆…Aちゃんから遺書貰ってたんだ…悲しいのはよく分かるけど…読もう…?」
皆が私の意見に頷いてくれた
「…アイツが…Aが最後に何書いたのか…見たいしな…」
アヤトくんは珍しくポロポロと涙を零していた
皆もそれに乗るようにコクコクと首を縦に振った
「じゃ、はい…アヤトくんだけなぜか個別だったんだよ」
「あぁ…。ありがとう…」
そして、アヤトくんだけ自分の部屋に戻って行った
「…じゃあ…読むね」
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桜音@(プロフ) - 最後まで…!!ありがとうございます!!続編も更新頑張りますねっ! (2016年7月4日 6時) (レス) id: 46f2b90312 (このIDを非表示/違反報告)
star - いっきに最後まで読みました!面白かったです! (2016年7月4日 0時) (レス) id: f3287a8564 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ありがとうございます!評価もしていただいて…感謝感謝です!本当にありがとうございました! (2016年5月28日 10時) (レス) id: f26a0af144 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - いいと思います (2016年5月28日 1時) (レス) id: 7a4bfa11de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜音@:隻眼のアリス x他1人 | 作成日時:2016年5月6日 18時