五十八の巻 わっちとエンマの息子 ページ13
文花「おはようA…って、どうしたの？顔色悪そうだけど…」
「ああ、文花…。おはようございんす。すまぬな、今朝は少し悪夢を見て目覚めが悪いのでありんすよ」
文花「悪夢…？どんな夢だったの？」
「…それが、何も覚えてはないのでありんす。ただもの凄く恐ろしかったという事しか覚えてないのじゃ」
文花「…そっか。でも、内容覚えてるより、逆に覚えてないほうがよかったんじゃないかな？ほら、覚えてたら簡単に忘れられなくなっちゃうし！」
「…そうじゃな。ありがとう文花、少し気が楽になったでありんす」
文花「よし、じゃあ今日はAの為にいっぱいいいところ連れて行ってあげるね！じゃあまずは…」
マオ「こんにちはフミちゃん。」
「！！」
文花「あ、マオ君！A、前にも話したよね？この子は私のクラスメイトで、閻魔大王の息子の『マオ……』え？」
「マオ……！」((ギュッ！
マオ「！え、あの…？お姉さん…？」
「ああマオ…ぬしに会うのはあの時以来じゃ。少し見ぬうちにこんなにも立派に成長していたのじゃな？わっちは嬉しいでありんす…」
文花「！A、マオ君のこと知ってるの！？」
「知ってるも何も、わっちはマオが赤子の頃、誰よりも世話をしていたでありんすからな」
「「え…？ええええええええ！！？」」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「あの頃のエンマ大王は妖魔界のことで忙しく、マオの世話まで見れなかったのでありんす。なのでわっちが世話役として一時期お世話をしていたのでありんすよ」
文花「へえー！そうだったんだ！！」
マオ「じゃあAさんは、僕のお母さんみたいな人だったんだね…。忘れててごめんなさい…」
「気にするでない。寧ろ忘れてる方が当たり前なのじゃ。ぬしはイカカモネの手から逃れる為に、妖魔界にいた頃の記憶を消してここにいるのでありんすよ？」
マオ「そうかもしれないけど…。」
「…やはり血は争えないでありんすね。その無駄に優しい性格、あのエンマにそっくりじゃ」
マオ「！お父さんに、ですか？」
「ああ。あやつは大雑把で、人使いが荒く、よく面倒を押し付ける奴ではありんしたが…誰よりも優しさと強さを持った、とても誉れ高いお人でありんした。」
マオ「…そうだったんだ」
「マオや、いずれぬしもエンマの跡を継ぐ時が訪れよう。…その時はわっちが、ぬしを全力で支えるでありんすよ」
マオ「…うん！お願いします、Aさん！」
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吹雪@元百鬼蘭.° - おおっ!後編ですか…!!楽しみに待ってます!(^^* (2015年10月28日 0時) (
レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
ドS王子LOVE - 夢主かっこいいです！オロチとか超かわいい！更新頑張ってくださいね！ (2015年10月11日 12時) (レス) id: 52660d2b3d (このIDを非表示/違反報告)
加州 - 最新頑張ってください...楽しみにしてます(にっこり (2015年10月9日 23時) (レス) id: 000de04641 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼蘭.° - おぉ！一人称がここの夢主さんと同じだ！！嬉しいぞ！(^^* (2015年10月6日 22時) (レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
くぅさん - 犬神は...犬神はは一体黒狐のなんなんだｧｧ！！更新楽しみに待っています！ (2015年10月4日 2時) (レス) id: 09a2c937ed (このIDを非表示/違反報告)
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