３日 ページ42
凛月「兄者いい加減動いて！」
「やっぱり嫌じゃ！我輩怖いもん！」
凛月「いつまで病院の前で駄々こねるわけ？
そんなんじゃAに嫌われるよ！」
「それは嫌じゃ！」
凛月「だったら行くよ〜」
「ううっ…凛月の優しさはどこじゃ…」
医者「ではとりあえず検査をしていきますね」
「凛月や…我輩の代わりに…」
凛月「やらないから」
「ううっ…」
凛月「では弟さんは待合室でお待ちください」
凛月「はーい」
医者「どこも問題ありませんね…
ﾌﾟﾙﾙﾙｯ
あ、ちょっとお待ちください」
「我輩心臓バクバクしておる…」
凛月「俺も」
医者「分かりました…
すいません、朔間さんに謝罪しなければいけません
実は前回の担当医が検査結果を間違えたようで…」
「我輩どうなるんじゃ…！」
医者「えっと余命二週間とかないですね
過去に無理に咳をしたことはありますか？」
「病院に来る前に痰が嫌で
無理に咳したかもしれんのう」
医者「それですかね
喉に傷が出来てしまったのでしょう
でももう大丈夫です」
「てことは我輩…」
医者「これからもしばらく人生を楽しめますよ」
「凛月！聞いたかえ！」
凛月「え、うそ…ほんとに？」
医者「はい、本当ですよ
こちらのミスでご迷惑をお掛けしてしまい
大変申し訳ございませんでした」
「凛月！さっそくみんなに報告じゃ♪」
凛月「それより昨日なんで俺泣いたの！？
俺の涙返してよね〜」
「それは出来ぬのう」
凛月「まぁいいや
ま〜くんに頼んで全員集めてもらおうかな」
「そうじゃのう、場所は学校かえ？」
凛月「そうだね〜」
凛月ま〜くん♪ 少しお願いがあるんだけど兄者に関わった人っていうか兄者の病気のこと知ってる人全員夢ノ咲の体育館に集めれない?
真緒どんなお願いかと思えば…まぁいいけど一時間後くらいでいいか?
凛月うん、いいよ〜、よろしく
凛月「兄者、一時間後に夢ノ咲体育館ね」
「じゃあそれまで何しようかのう♪」
凛月「兄者が元気すぎてうざい…」
「凛月や、暇じゃから早めに学校へ行こうぞ」
凛月「早過ぎない？」
「蓮巳くんに遅刻じゃと言ってみたい」
凛月「怒られても知らないからね〜」
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：黎華 | 作成日時：2020年6月16日 5時
