5日 【乙狩アドニスside】 ページ38
乙狩「朔間先輩おはよう」
「アドニスくんおはよう」
乙狩「今日は朔間先輩の行きたいところに行きたい」
「アドニスくんは優しいのう♪
では動物園はどうじゃ?
ここの動物園にふれあいコーナーが出来たんじゃよ」
乙狩「では行こう
ところでふれあいコーナーとはなんだ?」
「小さい動物とふれあえるんじゃよ♪
うさぎやカピパラが王道かのう?」
乙狩「小さい動物…!」
「日が暮れる前に行くぞい」
乙狩「あぁ」
「かわいいのう♪」
乙狩「朔間先輩、このうさぎ羽風先輩に似ている」
「毛の色が同じじゃな〜
この子は薫くんと違って素直じゃな」
乙狩「ここには大神はいるか?」
「ん?わんこはいないぞい?」
乙狩「すまない、間違えた、おおかみだ」
「おおかみならいるかもしれぬのう」
乙狩「見てみたい…!」
「では行くかえ?」
乙狩「朔間先輩、大神だ」
「アドニスくんわざとかえ?」
乙狩「なんのことだ?」
「アドニスくんはかわいいのう」
乙狩「俺は可愛くないと思う」
「次は何を見ようぞ?」
乙狩「コウモリがいるのか?」
「そうみたいじゃのう」
乙狩「朔間先輩の仲間だな」
「クッ…w そうじゃのう」
乙狩「朔間先輩…俺はどうしたらいい
朔間先輩を助けたい」
「アドニスくん…気持ちだけで十分じゃよ
我輩を思ってここに連れてきてくれた
それだけで十分じゃ」
「朔間先輩……」
俺はそんな顔をさせたいわけじゃない…
大神みたいにずっとそばにいた訳じゃない
羽風先輩みたいに気遣いもできない
_なら俺にできることは?
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:黎華 | 作成日時:2020年6月16日 5時