ドS６人が鬱陶しい件について８

#story 8-15 ページ15

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不覚にも心臓が痛くなった



固まっている私を見て口角を上げたるぅとはまた顔を近づけてきた



『ぁ…っまっ、まっっ…てっ、っぶっくしゅっ！！』



あっぶねぇ…勢いで下向いたけど向いてなかったら今頃るぅとの顔に私のつば………うん。



る)わわ、大丈夫ですか？……寒いんですね？



鼻水をすすってから答える



『なに、今の間』



る)へへ、見てください。ここ外ですけど、結構死角じゃないですか？



…言われてみれば。


店外の端っこだし、自動販売機が影になってて…まぁ…まぁ。



る)ですよねぇ…



なにか含みのある声を聞いて頭の中に緊急避難指示が鳴った



どうにか逃げようと行動に移す前に強く抱き締められた


まさか抱き締め合って暖をとろうとかなのか…？



まあ抱き合うくらいなら…いやしかし…いやでも…


なんて思ってジッとしてた私はやはりバカだった



スルッと背中側の服の中に入ってくる熱い手



『ひゃっ、、っ』



る)ふふ…かわいい



ちゅっと音を鳴らして耳、首にとキスをされる



『なっ、ちょっ、変な汗かいて余計寒くなるわっ！』



る)ん…なら、僕と暖をとりましょう



頭に響く声でそう言われる


こいつ…やっぱりイヤな奴…っ！！





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