歌い手短編集！

ブラックコーヒー　［センラ］ ページ6

いつも大人な君はカフェで頼むときも家でもブラックコーヒー。

けど私には苦すぎて飲めないから私はいつでも砂糖をたくさん入れてミルクもたくさん入れたカフェラテ。

貴:ん〜、あまっ…！

センラ:あんまり砂糖入れすぎるとムカムカすんで？

貴:べつにいいもん。甘いの好きだし。

センラ:ほんまAはちっちゃい時から変わらんなぁ？

そういって苦笑する。

その困ったように笑った顔も好きで仕方ない。

私の恋はどこも甘くなくて。

どこまでもブラックコーヒーだ。

貴:ねぇ、センラくん。

センラ:ん？

貴:ブラックコーヒー……にがくないの？

ふと思ったことを聞いてみる。

センラ:せやなー、ブラックコーヒーは苦いで？

貴:苦いのに飲むの？

センラ:その苦いのがええねん！

貴:私にはわかんないな。

センラ:この大人な味はわからんAはまだまだ子供やな。

ほら、そうやってまた子供扱いする。

背伸びしたくて髪も伸ばしたり少しでも可愛く見られたくておしゃれやメイクをがんばってみるけど。

そんな私の気持ちはどこ吹く風といった感じでセンラくんは相手にしてくれない。

貴:……センラくん。

センラ:ん？

貴:もし、もしだけどさ。

センラ:うん。

貴:私がブラックコーヒー、飲めるようになったら……わたしのこと、子供扱いするのやめてくれる？

センラ:せやな、ブラックコーヒーほんまに飲めるようなったら大人の仲間入りってことで認めたるわ。

貴:ほんと？

センラ:俺は約束は破ったりせんやろ？

貴:……うん……

センラ:ほな指切りしよか。

貴:うん。

そういって指切りをする。

センラ:おし、これで指切りや。ブラックコーヒー、はよ飲めるようなったらええな？

そういって満面の笑みで笑う君は。

やっぱり世界で一番かっこいい。


どうでしょうか？関西弁はやっぱり慣れない……
でもこんなこと言ったら関西弁喋る方とか書けないですね☆
うん！がんばります！

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