【MSSP】この恋、届けます【eoheoh】

46．おまけ-名前表示なし- ページ48

あれから10年の月日が経っていた。私達は相変わらず実況をしている


「ママ〜、僕のリボン知らない〜？」

「ママ〜、体操着〜」

「僕も〜」


ちょっと待って、朝から何してるのこの子達は。末っ子ちゃんに至ってはまだ寝てるし


「おはよ〜」

「おはよう、パパ」


月日が経っていくうちに尊さん呼びじゃなくてパパ呼びになっていた。尊さんもママって呼んでくるし


「ほら、＿＿は早く食べないと＿＿ちゃん達がくるよ」

「え、もうそんな時間！？」


長女は時間を見て急いで朝ごはんを食べ始めていた。お弁当を準備していると玄関のチャイムが鳴った


「「「おはよーございます！/おはようございます」」」

「おはよう、3人とも。ちょっと待ってね？」

「＿＿が遅いのは何時もの事なんで慣れてますよ」


巳紀の娘が笑っていた。雰囲気が青鶴さんに似てきているのは嬉しいのか嬉しくないのかだけど


「あ〜、ごめ〜ん！」

「まだ時間には余裕あるから大丈夫だって！」

「……はよしろや…」


上からうちの子、透の息子、梓の息子で男の子だからだろうか父親に似てきている


「行ってきまーす！」

「行ってらっしゃい！」

「いってらー」


朝の8時頃になると双子ちゃんは中学校に、末っ子ちゃんは小学校に登校した。

クロエ達にもご飯を上げて少ししてから尊さんも撮影で出かけていった。今日からは冬ツアー開催だからaromaも途中合流だったか

あ、数年前から冬ツアーはMSSPとaromaの合同ライブになっていてこれが中々に良くて毎年のものになっていた

今日は長女が早く帰ってくるし一緒に行けばいいからね。え、なんで長女も行くのかって？一番上組だけ自力でチケット取ってたからね。その下はお留守番

お留守番組は誰かの家に集まって一緒に帰りを待つことになている。その方が安心だし？


準備をして待ってると長女が帰ってきた。時刻は12時前。今日は早退してもいいと言ってるからね


「ママ、早く！」

「今行くから待って」


長女は昨日のうちに準備を終わらしていたようで素早く着替えてきていた。透と梓の大型車で行く事になっているから半々で乗った

今から行ってもグッズは間に合わないから特別にペンライトとかは用意していた。
ライブ会場に着くとバレないように子供達と別れた。

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