【MSSP】この恋、届けます【eoheoh】

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結局マイクを購入した後も緑音さんと行動してしまい、お昼時になっていた


eoh「お互い目的のものが買えたから良かったね」

「そうですね。でも、お昼まで一緒になるとは」

eoh「嫌だった？」

「まさか、そんな事ありませんよ」


むしろ嬉しいです。なんて言えるはずがなく一人黙々と出された料理を口の中に運んでいた


ーーーー

eoheoh said


実写動画で使える良いものがないかショッピングモールに足を運んで不意にマイクコーナーを覗いてみた


「ん？あれは」


ここ1ヶ月で見慣れた後ろ姿があって、必死にマイクを選んでいた


「ふふっ」


会いたいと思っていた人物で俺の機嫌は一気に高くなっていた。このまま話しかけないっていう以外頭の中には浮かばなかった


「あれ？灯音さん？」


俺が背中から話しかけると灯音さんは“えっ？”って呟いてから俺の方を振り返った。そして“うえっ！？”っていう奇声を上げていた

灯音さんはマイクを新調しようとしていたらしくその腕の中に収まっているマイクを奪って説明に目を通して行く。このマイクは灯音さんには扱いにくいかもしれないから別のマイクをススメてみると迷わずにそれを購入していた


「(本当に俺のいうことには疑問を抱かないんだね)」


ちょっとだけ灯音さんが心配になってくるよ
新しいマイクを購入して嬉しそうな表情の灯音さんに俺の買い物も付き合ってもらって俺も良いものが買えたから良かったな

そのままお昼も一緒にしているけど、一人で必死に口の中に食べ物を詰め込んでいる姿がハムスターにしか見えないんだよね


「(可愛い)」


もう三十路なのに今更“恋”するなんてね。人生何があるか分からないものだね


「(欲しい。灯音さんが)」


きっくんやFB、あろまもそれぞれの子が気になってるっぽいし灯音さんを狙う敵は今のとこいそうにない。だから、絶対俺のものにしてみせる

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