百四十九話 ページ11
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コンピューター室と書かれた部屋の前についた私はピッキングする。
そのコンピューター室にはこの組織だけではなく、他の組織の情報も入っているらしい。
カチャ、と音がした。鍵を開けることができたということだ。
中に入ると巨大なコンピューターが何個かあり、そのコンピューターが部屋の面積をほとんどを占めている。
私はその中の一つにハッキング用のコードを繋ぎ、持ってきたノートパソコンにも繋いでハッキングする。
するとずらーっと文字が並んでいく。
普通の人間ならば目が痛くなりそうな量だが、私は慣れているため特に何も思わなくなってしまった。
カタカタという音だけがこの部屋に響く。
...この組織、たしかに薬を扱ってるけど死穢八斎會とは繋がっていない。
だが、この情報も持っておいて損はない。
私はノートパソコンを閉じコードを抜きコンピューター室から出た。
地下には誰もおらず、サーモグラフィーを使って建物内を脱出する。
時々組織員と思われるやつらがいたがバレないように出ることができた。
私がいた痕跡は消しておいたから私があそこにいたことは誰にも知られていないはずだ。
私は路地裏に入り歩きながら変装した顔を剥がす。
「これでやっと一つの組織の情報を手に入れることができたけど...やっぱり情報を一つ集める為の時間がかかりすぎてる」
もっと効率よくやりたいんだけど...やっぱり子供の体だとバーとかにもいけないから集めにくいな。
ちょっと死穢八斎會についての情報を集めるまで時間かかりそうだ。
...でも、これもエリちゃんを助ける為の一歩。
一歩一歩頑張っていかないと。
そのためにもまずはこの情報をサーに届けないと。
私はサーの事務所を裏口から入りサーがいる部屋に入った。
「サー、とりあえず一つ目の組織は死穢八斎會と関係無いことが分かりましたよ。これがその根拠と言える情報です」
私はノートパソコンを開いてサーに見せる。
「...これは、竈門が掴んだ情報なのか？まだ一時間しか経っていないんたぞ...？」
「そうですよ。これでこの組織は潰しても大丈夫です。今すぐ潰しに行きましょう」
「いや、この情報は他の事務所に流しておく。今うちの事務所にはそんなことをする余裕はない」
「...分かりました。仕方ありません。エリちゃんを助ける方が優先ですからね」
私はあいつらとエリちゃんを天秤にかけた結果、エリちゃんの方に傾いた。
「ああ。他の所も頼むぞ」
「はい。もちろんです」
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
