Story.1 ページ1
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「ピピピピピッ…」
タッチパネル式の携帯から
目覚ましアラームが鳴り響く。
私は布団から腕をだし
一発で可愛げのない機械音を止める。
「んん…眠い…」
むくり、目を擦りながら起き上がる。
アラーム設定時刻は5時00分。
「紫原くん起こさなきゃ」
手馴れた手つきで彼の電話番号を表示し
電話のマークを押す。
呼び出し中の画面へと変わった携帯を
スピーカーに切り替え
さっきまで寝ていたベッドにぽいっと投げる。
呼び出している間に素早く制服に着替えて。
『あぁぁ、』
突然大きな欠伸をする声が電話を
通して聞こえてきた。
「おはよう、朝だよ」
『眠い』
「頑張って起きて」
『Aちんのために起きた』
「え、嬉しい」
『5時半になったら家出る』
「おっけー、じゃあ私も準備するね」
私はそう言うと彼に短い別れの挨拶をして
通話終了ボタンを押した。
.
朝食を済ませ、急いで洗面所に向かう。
現在の時刻、5時32分。
彼はちゃんと宣言通り家を出ただろうか。
彼と付き合う様になってから
起きる時間が早くなった。
それでも苦は無いし
むしろ時間が足りないくらいだ。
「…」
無意識に彼の事を考えながら
コテで前髪をつくる。
続いて後ろ髪も。
一通り髪を整えると自分専用の棚から
リピートし続けている
お気に入りの香水を取り出し、一吹き。
チョコラバーズ、チョコレートの香り。
「よし、」
6時00分ちょっきり。
「いってきます!」
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羽仁子(プロフ) - 魅悪さん» ありがとうございます(´;ω;`)!頑張りますね! (2016年9月21日 16時) (レス) id: 6677755af2 (このIDを非表示/違反報告)
魅悪 - ずっと読んでました!更新頑張ってください(*><*) (2016年9月19日 5時) (レス) id: ce5526d871 (このIDを非表示/違反報告)
羽仁子(プロフ) - 赤紫さん» わわ、嬉しいです( ; ; )ありがとうございます!そう言って頂けることが何よりも嬉しいです!! (2016年4月29日 23時) (レス) id: 6677755af2 (このIDを非表示/違反報告)
赤紫(プロフ) - はじめまして!むっくん大好きなので更新ずっと待ってました(^^)この小説面白いので大好きです(^^♪最後に進学先決定おめでとうございます^^* (2016年4月29日 19時) (レス) id: 726f403aea (このIDを非表示/違反報告)
羽仁子(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございますp(*^-^*)q 面白いと言ってもらえるととてもやる気でます嬉しいです! (2016年4月1日 16時) (レス) id: 6677755af2 (このIDを非表示/違反報告)
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