下の名前 ページ18
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『はい、こちら受付カウンターのAです』
｢営業課折原です｣
『あ、センラさん』
パッと声のトーンが明るくなるAは誰がなんと言おうと可愛い。かわいい！ 会いたい！！！！！！ 好きや！！！！！！
脳内で感情を爆発させながら、要件を伝える。
『はい、明日の15時ですね……。会議室空いてます。入れときますねー』
｢うん、ありがと。なーなー、仕事頑張れって言ってや〜〜｣
甘えるような声でそう言ってみれば、吉田がうわっと引いた声を出した。やめろ、俺とAの時間を邪魔するな。(違うそうじゃない)
『がんばってください……！ 今日は遅いんですよね？ 料理作って待ってます！』
｢ありがとうがんばれるわ。Aもがんばって｣
はーい と言って電話を切る。いっぱい話したいところだが仕事だ。長電話なんか出来ない。通話時間は2分くらいだった。
｢相変わらずデレデレですね？｣
｢嫉妬か？ 醜いな｣
｢お前ほんっとブレねぇな｣
吉田の声をスルーしつつ、先程貰ったコーヒーを飲みながら刷った資料を確認する。
｢あの、デスク斜め後ろの星野です。これからご迷惑をお掛けすると思いますが、よろしくお願いします！｣
星野さんが、吉田に愛嬌のいい笑顔を振りまきながらぺこぺこと頭を下げた。吉田はすぐに調子が良くなり、｢星野ちゃんよろしくねぇ｣とデレデレな声を出す。きしょいで。
｢すみません、お名前を伺ってもよろしいですか？｣
｢あ、俺吉田でーす｣
｢吉田さんですね！ 全員のお名前早く覚えないと……！｣
｢真面目だなぁ〜｣
ちょっと気持ち悪い吉田にもちゃんと対応している辺り、星野さんは気遣いもできるできた後輩だな と思った。(失礼)
ただ、ひとつ気になったことが。
(なんで吉田には下の名前を聞かんのやろ)
星野さんは｢全員の名前を覚えたいから下の名前を教えて欲しい｣と俺に言った。
俺だけに聞いた？ まあ、多分大した意味はないと思うんやけどなぁ……。Aが不安になるようなことはしたくないので、恋愛フラグは回避したいものだ。絶対に。
(うーん、でも彼女はいい子そうやし、恋愛フラグは立たんかな。俺の考えすぎや)
それに、顔が整っているし愛嬌もいい。男には困ってなさそうだ。
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すずらん(プロフ) - 気まぐれさんさん» 1年前から読んでいて下さりありがとうございます(；；) 他の作品まで！ 嬉しいです！！(；；) とても励みになります、ありがとうございました◎ (2021年7月17日 1時) (
レス) id: 21d573643c (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます(；；) 必ず完結させるつもりですので、待っていてもらえるととても喜びます◎ (2021年7月17日 1時) (レス) id: 21d573643c (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - 雨宮しおりさん» 1年前から読んでいて下さりありがとうございます！！(；；) 私よりも遥かに文章力のある方に褒めて頂けてにやけてしまいました。雨宮しおり様も執筆活動の方頑張ってください！(*^^*) (2021年7月17日 1時) (レス) id: 21d573643c (このIDを非表示/違反報告)
すずらん(プロフ) - るなさん» ありがとうございます！(；；) 大好き、応援してる、等すべて励みになります！ 更新が遅いにも関わらず、待っていていただきありがとうございました！ (2021年7月17日 1時) (レス) id: 21d573643c (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれさん(プロフ) - 一年前から読ませてもらってます！！すずらんさんの他の作品も好きなので楽しみに待ってました！！続きのお話しどうなるんだろうと不安に思いつつ、楽しみに待っていたのでまた更新されて嬉しいです！！作者様のペースで無理せず頑張ってください！！ (2021年6月22日 6時) (レス) id: 29504c3438 (このIDを非表示/違反報告)
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