お仕事にじゅうきゅうこめ。 ページ30
年下組が自分が選んだ靴を持ってきてくれた。
さかたんが持ってきたのは、リボンがついた茶色のローファーと、白と赤の厚底のスニーカー。
センラさんは……
……白を基調としたヒールがあるサンダルと、黒に黄色をあしらった厚底のハイカット、グレーピンクで白色の小さな花が付いたペタンコ靴、黒色のオシャレなローファーなどなど全11個。
いや、好みドンピシャなんだけど多すぎない？！
そんなに買わないよ。
「A！どう？どう！？」
「気に入りました？」
『えーっと、気に入ったんだけど、あの、その……』
「え、僕らのいまいちやったん…？」
「全部駄目やった……？」
『いや、そういう訳じゃ…』
あー、一点の濁りもない期待の目で見ないで。
罪悪感がすごいから。
「「なあ、どうやった…？」」
『あ、うん、これとこれ買おうかな？！』
もう、私の負け。負けで良いから。
もうそんな目で見つめないで。ギブアップ。
本当は、元々欲しかったスニーカーの他に一足の予定だったけど、これは二足買うほか選択肢、なかったよね。
「あ、ちょっとセンラ、この靴たち返してくるわ〜。」
センラさんが靴を持って戻しに行ってくれた。
元々どこにあったか私は知らないから助かった。
私は靴買い終わったら帰るって話をしたら、さかたんが「僕らもやで！一緒に帰ろうや！」って言ったので、センラさんを待ってからお会計をすることに。
センラさん、ここから動いたら「あれ？！おらへん！？」って焦りそうだしね。
.
しばらくしてセンラさんが戻ってきた。
『じゃあお会計してくるからちょっと待っ「はい、これ。」
いきなり話を遮られて大きな袋を渡された。
中身は、
…私が買おうとしていた靴たち。
「それ、僕ら二人からやで！」
「良ければどうぞ？」
『え？！申し訳ないよ、何円だった？！』
「そんなんええの。センラたちからのお給料だと思って大人しくもらっとき。」
「そーやで。」
『…本当にいいの？
さかたん、センラさん、ありがとう。』
「どういたしまして。」
「気にしんといて。さ、帰りましょ？」
.
「坂田−、預けといた鍵、持っとる−？」
「ちょっと待って！えーっと、
……あれ、ない……。」
『さかたん、そのネックレスの飾りの鍵、それじゃない？』
「あ、そーや。忘れんようにここに付けといたんや。」
『しっかりしてよ……。』
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唄羽 - やwばいww笑いすぎてほっぺが痛い…wwそして、たまにあるイケメン要素(?)がたまらないぃ…!とにかくこの作品、大ッ好きです！更新ふぁいとです〜！ (2020年2月9日 23時) (
レス) id: c457855cc9 (このIDを非表示/違反報告)
かみあ@深夜浮上多めです - とてもとても好きです！ これからも更新頑張って下さいっ！！！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: b637badbe5 (このIDを非表示/違反報告)
Alt(プロフ) - 200個目の評価頂きましたｧｧｱｱｱ！！(180くらいからめっちゃ待ってた←) (変なところでこだわる人) もう好きが溢れてます(？)これからもファイトです！ (2020年2月6日 19時) (レス) id: 170cb0dc1b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - とても面白くて大好きです！ これからも更新頑張ってください！ (2019年12月30日 19時) (レス) id: 29e4317738 (このIDを非表示/違反報告)
Яaito - そらるさんの「夜動いたらお腹空いちゃうでしょ？」は思わず吹いちゃいました(笑)更新頑張ってください！ (2019年6月14日 21時) (レス) id: 6f412a630c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2019年4月6日 19時
