お仕事さんじゅっこめ。 ページ31
『ただいま−。』
「ただいま〜！」
「ただいま戻りました−。」
少し広めの玄関に、私と年下組、3人の声が響く。
本当に長い一日だった。まあ、お目当てのものも手に入ったし、楽しかったんだけど。
急に現実に戻って、今日の夜ご飯何にしようかな、何て考えながらリビングへのドアを開けた。
「おかえり。」
…え？
出迎えてくれたのはうらたさん。
でも、うらたさんがおかえりって言ってくれたから驚いた訳じゃない。むしろ、うらたさんは毎回ちゃんと言ってくれる方だ。
私が驚いた原因は、
……テーブルの上にずらっと並ぶ美味しそうなご飯。湯気も立っていて、作りたてだとうかがうことができる。
そして、それを作ったのは、時間的にもエプロン姿という服装からしてもうらたさん。
いつもは私に「A−、ご飯は−？」なんて言ってるあのうらたさんが…？！嘘でしょ？！
「何突っ立ってんだよ。早く手洗ってこい。食べるぞ。」
…あ、通常運転だ。
.
「「「「『いただきまーす。』」」」」
うらたさんが作ってくれた料理を口に運ぶ。
……お、おいしい。
私なんかよりよっぽどおいしいし、センラさんとも並ぶくらいのおいしさ。
さかたんはもう三回目のおかわりだし、いつもならパパッと食べちゃう志麻センも味わって食べている。
そして、ーーーー
.
目を開けたら、いつも通りの自室の天井。
え、まさかの夢でした、って感じ？
四人が優しいの、ちょっと嬉しかったんだけどな。
時計を見るといつも通りの起床時間。
急いで身支度を済ませ、朝食を作るためキッチンへ。
.
ガチャ。
パンの準備をしていたら、リビングのドアを開ける音。いつもなら誰も起きていない時間。誰だろうか。
「おはようさん、A。」
声の主はセンラさんだった。
『どうしたの？』
「それ、うしさせで選んだやつ。良かったらどうぞ。」
そう言って手渡されたのは、可愛らしいマリンモチーフのペンダント。
すごく可愛い
…のだが。
『ありがとう…！
…なんだけど、値札が付いているのはどうかと思う。』
「え？！あ？ホントや！！」
値札が付いているのは、プレゼントとしてどうなんだろうか。嬉しいけど。うん。
慌てたセンラさんがハサミを取りに行こうとして、滑って転ぶのは五秒後。
そんな勤労感謝の日の朝のこと。
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唄羽 - やwばいww笑いすぎてほっぺが痛い…wwそして、たまにあるイケメン要素(?)がたまらないぃ…!とにかくこの作品、大ッ好きです！更新ふぁいとです〜！ (2020年2月9日 23時) (
レス) id: c457855cc9 (このIDを非表示/違反報告)
かみあ@深夜浮上多めです - とてもとても好きです！ これからも更新頑張って下さいっ！！！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: b637badbe5 (このIDを非表示/違反報告)
Alt(プロフ) - 200個目の評価頂きましたｧｧｱｱｱ！！(180くらいからめっちゃ待ってた←) (変なところでこだわる人) もう好きが溢れてます(？)これからもファイトです！ (2020年2月6日 19時) (レス) id: 170cb0dc1b (このIDを非表示/違反報告)
雪 - とても面白くて大好きです！ これからも更新頑張ってください！ (2019年12月30日 19時) (レス) id: 29e4317738 (このIDを非表示/違反報告)
Яaito - そらるさんの「夜動いたらお腹空いちゃうでしょ？」は思わず吹いちゃいました(笑)更新頑張ってください！ (2019年6月14日 21時) (レス) id: 6f412a630c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2019年4月6日 19時
