歌い手さんのインフォしてます【浦.島.坂.田.船】

お仕事いつつめ。 ページ6

録音中。



「愛してるぜ。」

「愛しちゅうよ。」

「愛しとるよ。」

「愛してはりますよ。」



「……はい！OKで〜す！」




ちゃんとしていればこんなにかっこいいし、リスナーさんが好きになるのもわかる。
けどいつもの生活態度で台無しだなあ…


なんて考えていると、



「なーに考えているんですか？」

と声をかけられた。



声のした方を向いてみると、視界に映る純白のさらさらの髪。


まふまふさんだ。
今日はレコーディングの監督をしていただいている。


『いやあ、この姿といつもの四人は全然違うなあって考えてました。』

「いつもはワイワイしてますもんね。」

『ワイワイっていうかそれ以上ですよ…。』

「あははっ。笑
そういえば次のレコーディングについてなんですけど、1週間後大丈夫ですか？」

『全然問題ないです！』

「A。」


録音が終わったようでうらたさんが話しかけてきた。




「……このペットボトルの蓋が開かない」







え？




うらたさん、私ってインフォだよね？

……インフォの仕事って何だっけ。




ていうか、私よりうらたさんの方が絶対力強いよね？
うらたさんが開かなかったのに、私開くかな…？









やっばり、無 理 だ っ た


『私には無理だった。ペットボトルの蓋くらい頑張って。』


「え。今すぐ飲みたいんだけど。」

「良いですよ〜。僕開けましょうか？」

「おー。まーふぃー頼む。」

「なあ、好みのタイプって聞こえたんやけど！？俺、ショートの美脚の子がええ！！」

「ふー！必殺！胸毛ビーム！！」

「ぐはっ！やられてもたわー！」

『志麻くん、そんなの言ってない。年下組！騒がない！迷惑！』




「Aさんも大変ですねえ。笑」



ええ、本当ですよ。
よく私、このグループのインフォなんてやってるなって思います。

誰か褒めてくれてもいいんですよ。









.









「うらたん…？それ、実は簡単に開くやろ？」


「……センラうっせえ。そんなことねーし。」

「ふふ。相変わらずツンデレやなあ。」

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