真夜中Jealousy (ページ25)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:15,420 hit

26話ページ25

朝、いつもより早く起き

そらる達に気づかれないよう外に出る。

「天月…いや、翔太」

「ん？」

「…何でもない。けど、最後だから言わせてね」

「…最後までこんな感じでごめん」

「Aは、それが取り柄かな」

「褒めてる？」

「褒めてるよ。さぁ、行こうか」

「うん」

人通りが少ない路地を抜け

最寄りの駅へゆく。途中、昨日の連中に捕まるとめんどくさいので恋人の振りをして

「んんー、翔太…擽ったい」

「笑笑、指弱い？」

恋人繋ぎをするが、なんか、こそばゆい

「やっぱ、擽ったい。」

「顔真っ赤」

「うぅ、恥ずかしいし…」

「大丈夫。すぐ慣れるよ」

私はさらに火照る頬をフードで隠し

天月と先へ急いだ。

しばらく歩いていると前に駅が見えてきた。

ここまで来ればもう手を繋ぐ必要は無い

とおもったが、天月がこのままっていうので

繋いだまま、電車に乗った。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
夢主の過去補足

Aは両親が借金を抱えていて借金取り兼ヤクザの花里がよく家の前まで押しかけてきていた

ある時、両親が乗った車が事故にあい他界

残ってしまった膨大な借金をAは花里の元で返すことになる。毎日のように暴力をふるわれ痣を隠すように学校へ行き。バイトする

そんな日々が続いた時、そらるに出会った。

彼はAの状況よ信じてくれ家に引き取ってくれた。養子としてはいったわけではなく
普通に同居人みたいな感じだ。

そのうち、そらるもAも成人し今のお店を開いた。そして今に至る。

・花里しおりは花里の娘。