浮気癖夫を振り向かせるには尽くすより嫉妬させろ！！【うらたぬき】

浮気してます ページ3

うらたぬきSide

いつも通りに帰る夜

「ただいま」

「おかえりなさい。おそかったね？」

まぁ、いつもと同じか

「あぁ、声優仲間と話してて」

「そーなんだ。」

でも、何も知らないように振る舞う彼女。
いや、それも演技かもしれない。

「…ご飯は？」

「いい、食べてきたから。」

何が本音かなんて見えやしない。

嘘、見えてる。だけど彼女は表情に出さないから。
俺はまた明日もきっとこれを続けていく。

「わかった。お風呂出来てるから」

「ありがと。」

ほらね？俺に無関心みたい。

俺も、なんかわかんなくなったけど。

これって、結婚した意味なかったな

あんなに騙して、結婚したのにさ

そんなこと思いながらお風呂場へ向かった。


「…はぁ、疲れたー」

お風呂に浸かり、今日の女の子について考える

てか、あの娘きっと、俺のファンだよね
面倒臭い。リスナーとは関わりたくないんだよなー

「でも、Aもリスナーだしいっかー」

そんな安易な考えは、意外と上手くいく時もあるみたいだった

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