浮気癖夫を振り向かせるには尽くすより嫉妬させろ！！【うらたぬき】

浮気してます ページ23

人の家のキッチンで料理をすることが何回があったが

何度作っても、場所を覚えられない坂田の家のキッチン

「ここか？…あ、違う…ここ？…あったあった」

一人でブツブツ呟きながら材料を用意していく。

何とか、一色揃え作り始めた頃
廊下の方から足音が聞こえた。

一瞬不審者かと思ったけど。

それは、一瞬にして覆された

A「…どうしたの？…渉」

声の方へ振り向くと、Aが不思議そうに見ていた。

「…眠れなくて、なんか飲もうと思って作ってたんだけどAも飲む？」

そう言うと
「うん。飲みたい」と、笑顔て答えたので

俺はキッチンで作りすぎたミルクティーをカップに注いだ

「はいっ」

「ありがとう」

熱々のミルクティーをAに渡し
隣に座る

「はぁ、おいしい」

「本当に、おいしい」

自分で作るミルクティーは
美味しかった、でもどこか違った

また、Aの作ったのが飲みたいな…なんて思っていた俺は、彼女の言葉に

「本当？…俺はAが作る方が好きだけど」
なんて返していた。
気づいた時にはもう言ってしまったあとで恥ずかしかったけど

彼女が頬を赤らめて
「えっ…ありがと…う」と言ったから、結果オーライかなって思ってしまった。

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