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Aside



朝食の食器洗いをし、テレビを見ていたときに





プルルルルル…プルルルルル…





スマホが鳴った





電話表示には”ななもり”




何でなーくんから…?



私は不思議に思いながらも電話に出た



『もしもし?どうしたのなーくん…?』



「もしもし、Aちゃん…?」



なーくんの声は震えている



『なーくん?どうし ななもり「ころんがっ……」







「車に引かれた…っ」






『え…?』




ガチャッ



『嘘…でしょ?』


「っう……」



『ねえ、嘘って言ってよ…!』



私の頬に涙が伝った




『っ…ひぁ…こ、ろくっ!!なんでっ…』




涙は止まるどころかどんどん溢れてくる





「っ、Aちゃん…ころんが今いる病院は○△病院…早く来てっ…」




私はなーくんからの電話を切ることも忘れて家を飛び出した





ころんくんっ…何で、どうしてっ…!!


私は無我夢中で走った。とにかく走った。




『っ…ここに、ころんくんはいるの…?』



私は病院の中に入りころんくんの病室を探した




看護師さんには注意されたけどそれどころではなかった




一人の看護師さんが私に聞いてきた




「あの、どのお方をお探しになっているんですか?」


『あ、おがみでっ…かっこよくて……っ…』




看護師さんは青髪の言葉でわかったのか


「そのお方なら、308号室です」




そういい私を連れていってくれた








「こちらの病室です」




そういうと看護師さんは戻っていった



私はドアを開けたいのに開けられない





まだ、認めたくない。ころんくんは事故なんかにあってない…





私は病室のドアを静かに開けた




そこにはすとぷりメンバーと静かに眠っているころんくん





「あ、Aちゃ…」




『こ、ろんくん?ねえ…嘘でしょ?』



「A、ころちゃんは…」





『ねえ、起きてよっ…!何でっ…ぅぅ…』






私は小さい子供のように泣きじゃくった









ねえ、早く起きていつもみたいに笑ってよ…

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設定タグ:すとぷり , 忘愛症候群 , ころん   
作品ジャンル:その他
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すいれん - 好きな作品です。もし、主さんが戻りたい、と思ったら、辛くない程度に戻って来て下さい!(突然の上から目線すみません) (2021年4月8日 1時) (レス) id: 210f0789ae (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ@猫天使 - ないてしもたやーん (2020年5月20日 2時) (レス) id: 4d388cd527 (このIDを非表示/違反報告)
ichigo@水くんの同担のアホ、 - おすすめに出てたので見て見たら泣いちゃいました、すごく感動しました! (2020年5月16日 19時) (レス) id: a898904401 (このIDを非表示/違反報告)
緋色 莉雨 - ろっとさん» たまたま開いたんですがコメントありがとうございます。嬉しいです。この作品は残しておくことにしました。 (2019年1月30日 22時) (レス) id: 47bbe85473 (このIDを非表示/違反報告)
ろっと - めちゃくちゃ感動した 占いツクールで初めて目からぽろぽろ涙をながすくらい泣きました この作品消さないで欲しいです 待ってます (2019年1月10日 22時) (レス) id: 9921b601f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色 莉雨 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月30日 18時

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