検索窓
今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:19,861 hit

55隣がいい ページ5

窓の外の雨音が激しくなって、たくさんの雨粒が窓に打ち付ける

赤司はトイレに行くと言って席を外してしまった
外の様子が気になった私は窓に張り付いて外を見ていた



赤司の部屋にいる間、ずっと話してた

いつも学校ではできない話とか、バスケ部の話とか


赤司曰く、今度の日曜日からインターハイがあって東京の方に行くらしい


しばらく赤司に会えないのかって思うと、さみしく感じた



二人で話している時も、ずっとずっと思ってた


『このまま時が止まればいいのに』って。


少女漫画みたいなありきたりな言葉だけど本当にそう思ってしまった


ずっとここにいたいって、赤司の隣がいいんだって、思ってしまった



この気持ちが分かってたのに、自覚し切れてない自分がいた……



そっか、私は赤司のことが…………



「っ⁉︎」

窓の外側がカッと光る

その瞬間に、怪しく赤司の広い部屋が照らされて気味が悪く見えた



「あ、赤司…………」


私は、さっきまで赤司がいた方に体ごと向ける



もちろんそこには赤司はいない



「赤司……?」

私はひとり部屋の隅でうずくまった


ゴロゴロと遠くの方で響いているのが聞こえる


パタンと扉の閉まる音がした

赤司‼︎


「A、大丈夫か?気分が悪いのか?」


赤司の声と、赤司の手が私に触れた瞬間に私は顔を上げた


「……えっ」


私の頬に涙がつたっていた

56震えるきみに→←54赤司の部屋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くぅーどー(プロフ) - いづっきーさん» あっ、じゃあお願いします!あと、テスト頑張って('ω')ノ (2014年11月8日 18時) (レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)
いづっきー(プロフ) - くぅーどーさん» はい!受け付けてますよ! (2014年11月8日 1時) (レス) id: a61e5c8668 (このIDを非表示/違反報告)
くぅーどー(プロフ) - もちろんですよー♪あの、友希って受け付けてます?? (2014年11月7日 19時) (レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)
いづっきー(プロフ) - くぅーどーさん» うわわわわ!ありがとうございます!パート1から!本当にありがとうございます!(二回目)更新遅いですが、頑張ります!これからも応援よろしくお願いします (2014年11月7日 0時) (レス) id: 959ec38f51 (このIDを非表示/違反報告)
くぅーどー(プロフ) - 初めまして^^パート1の時から読ませて頂いているんですが、素敵なお話だと思います。応援してます! (2014年11月2日 21時) (レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いづっきー | 作成日時:2014年9月1日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。