８６拍手の嵐 ページ36
舞台はクライマックス
王子がシンデレラを見つけ出すシーン
「あなたがあの時の……私と結婚していただけませんか？」
赤司は少しうつむいて
「はい……」と呟く
『そして、王子とシンデレラは幸せに暮らしましたとさ』
とナレーターの声で、舞台が締めくくられた
会場は、拍手の嵐
出演者から裏方まで、クラスメイトが全員舞台に出てお辞儀をする
それでも、まだまだ拍手は止まない
「赤司、この劇大成功だったね！」
私は横でお辞儀をし続ける赤司に笑いかける
「ああ、大成功だ」
赤司も満面の笑みで答えてくれた
『では、1年生の演劇の部クラス優勝の発表です。
一位は…………
四組！』
「「「やったぁぁぁ！」」」
司会の先輩がそう言うと、私たちは舞台に出て飛び回った
出演者も、裏方も、監督の本田ちゃんもみんなが喜んだ
やっぱり、自分の努力でみんなが報われることだってあるんだなぁ……
なんて、思ってる暇もなく次の二年生の劇着始まる
私たちは舞台袖に戻る、
私たちの熱はまだ冷めない
「A」
後ろから聞きなれた声がする
「赤司…」
「今日は本当にお疲れ様、良かったぞ」
赤司はいつもの笑顔でフッと微笑む
「赤司こそ、可愛かった！」
と言うと、少し不機嫌になったらしく私から視線をそらす
「あのさ……」
赤司が何か言おうとする
「ん、どうしたの？」
赤司は目線をそらしながら私の左手を取る
そして、その左手の甲に優しくキスを落とす
「はぁッ」
私はびっくりして変な声が出る
「き…決まったフリはやり遂げたほうがいいと思うぞ。」
そう言って赤司は背を向けて楽屋へと戻っていく
「分かってるっつーの！」
私は顔が赤くなっているのを隠すように強く言い返す
そして、私は赤司の隣へと駆けて行った
私の携帯に着信が入ってることなんか知らずに
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くぅーどー(プロフ) - いづっきーさん» あっ、じゃあお願いします！あと、テスト頑張って('ω')ノ (2014年11月8日 18時) (
レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)
いづっきー(プロフ) - くぅーどーさん» はい！受け付けてますよ！ (2014年11月8日 1時) (レス) id: a61e5c8668 (このIDを非表示/違反報告)
くぅーどー(プロフ) - もちろんですよー♪あの、友希って受け付けてます？？ (2014年11月7日 19時) (レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)
いづっきー(プロフ) - くぅーどーさん» うわわわわ！ありがとうございます！パート1から！本当にありがとうございます！(二回目)更新遅いですが、頑張ります！これからも応援よろしくお願いします (2014年11月7日 0時) (レス) id: 959ec38f51 (このIDを非表示/違反報告)
くぅーどー(プロフ) - 初めまして＾＾パート１の時から読ませて頂いているんですが、素敵なお話だと思います。応援してます！ (2014年11月2日 21時) (レス) id: 4e5635bde3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いづっきー | 作成日時：2014年9月1日 23時
