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第四十九章,4 ページ36

ドルフィン号が、タブーに直撃した。崩壊したドルフィン号から放り出されたオリマーを、マスターがキャッチした。

「無茶しますね、貴方も………」

「ははっ。いつもの事ですよ、マスター」

ドルフィン号が崩壊した事で、タブーが居た所には煙が もくもくと立ち上っていた。

「やったのか…?」

誰かがそう呟いたが、

「いや、まだだね。タブーの気配がする………」

と、フロウスさんがそう答えた。

「タブーが次、どんな攻撃を仕掛けてくるか分からない。皆、攻撃体制を取るんだ」

マリオがそう言った。タブーが煙のなかに居るため、まだ攻撃は仕掛けない方が良いと判断したのだろう。

私達は、煙を見つめていた。

その時、スネークが煙から視線を外した。

その瞬間、

「………A!」

ジェイダスさんに名前を呼ばれ、煙から目をそらした。すると、丁度私の後ろに金色の檻が迫っていた。

「光の檻だ!」

クレイジーが叫んだ。

私は逃げようとしたが、

「…!?」

地面から伸びた、タブー色の触手が足に
絡み付いていた。

「いつの間に…!」

「A!」

スネークが私の名を呼び、私に手榴弾を投げた。

………………。


………………え!?

その手榴弾は、私の足の近くに落ちた。

死ぬ!!

後ろからタブー、足下には手榴弾。私はもうどうすることも出来なかった。

タブーが迫ってくる。

「誰か…!」

そう思った瞬間、

ドカァォォォン!!

足下の手榴弾が爆破した。しかし、その手榴弾には大した威力もなく、私に絡み付いていた触手だけが吹っ飛んだ。

………足が動く!

「小娘…ッ!!」

でも、間に合わない…!

そう思った矢先、

グイッ!

私の腕が真上に引っ張られ、足が地面から離れた。そして、私を引っ張りあげた人物が、私の腰に腕を回し、私が落ちないよう支えた。

その人物は………


「スネーク…!」

「しっかり掴まっていろ、A」

スネークが、最後の切り札を発動させていた。ヘリの梯子に、私を片手で抱きながら掴まっていた。

私はスネークの背中に腕を回し、しっかり掴む。

「A、手を離すからな。気を付けるんだぞ」

スネークは、私から手を離すとグレネードランチャーを構えた。

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ユースケ - だめだぁぁぁぁぁぁぁっ 神すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2022年11月16日 21時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - ワイ スマブラSP世代www (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - スマブラX知らないけど、この夢小説神 (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ノヴァ - まじ最高!感動モンでした!これの番外編とかできたら良いな〜!みんな最高っ!! (2019年3月27日 14時) (レス) id: acc17919b7 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ(プロフ) - テア.さん» 感想、ありがとうございました…!一番好きだなんて、勿体ない御言葉です><でも、とても嬉しいです、有り難うございます…! (2018年7月5日 1時) (レス) id: 56dd87dc8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R・INA,リィナ | 作者ホームページ:リィナ  
作成日時:2015年6月10日 0時

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