検索窓
今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:53,285 hit

第四十三章,2 ページ3

タブーは、少し考える素振りを見せた。

考える・・・・・・といっても、考えたって分かる筈が無い。何しろ、その話をタブーは聞いてもいないのだから。

そしてタブーは、こう答えた。


「大切な・・・・・・仲間、かしら」




「・・・・・・え。何言ってるの?」

タブーの答えに、つい そう言ってしまった。

ウルフ以外の皆の怪訝そうな視線が私に集まった。

仕方ない。だって、『大切な仲間』だということを否定したような事を私は言ってしまったから。

でも、私は怯まない。

「・・・・・・んじゃあA、なんで違うと思ったんだ?」

ウルフはニヤリと笑ってそう私に問うた。

「もちろん、ウルフは私の大切な仲間だよ。でもね、もっと大切な存在・・・・・・。



 ウルフは、私の永遠の味方・・・・・・だよね?」

ウルフはゆっくり瞬きをした。

それがどういう意味なのかはよく分からなかった。

ウルフは、タブーの方へと歩き出す。


・・・・・・・・・・・・。


・・・・・・タブーの方へ?


・・・・・・あれ?


・・・・・・・・・・・・間違え、た?


「・・・・・・ッ!!」

ヤバい、間違えたのなら本当にヤバい。どうして、ウルフ・・・・・・そう言ってくれたよね?

私はタブーの前に立つウルフに何か言おうと口を開いた。

その時・・・・・・・・・・・・





「・・・・・・っが!?何、するの・・・よ!?」


ウルフがタブーの胸ぐらをつかんで、持ち上げた。

第四十三章,3→←第四十三章,1 『仲間』だけじゃない。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (138 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユースケ - だめだぁぁぁぁぁぁぁっ 神すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2022年11月16日 21時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - ワイ スマブラSP世代www (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - スマブラX知らないけど、この夢小説神 (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ノヴァ - まじ最高!感動モンでした!これの番外編とかできたら良いな〜!みんな最高っ!! (2019年3月27日 14時) (レス) id: acc17919b7 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ(プロフ) - テア.さん» 感想、ありがとうございました…!一番好きだなんて、勿体ない御言葉です><でも、とても嬉しいです、有り難うございます…! (2018年7月5日 1時) (レス) id: 56dd87dc8f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:R・INA,リィナ | 作者ホームページ:リィナ  
作成日時:2015年6月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。