第四十三章,2 ページ3
タブーは、少し考える素振りを見せた。
考える・・・・・・といっても、考えたって分かる筈が無い。何しろ、その話をタブーは聞いてもいないのだから。
そしてタブーは、こう答えた。
「大切な・・・・・・仲間、かしら」
「・・・・・・え。何言ってるの?」
タブーの答えに、つい そう言ってしまった。
ウルフ以外の皆の怪訝そうな視線が私に集まった。
仕方ない。だって、『大切な仲間』だということを否定したような事を私は言ってしまったから。
でも、私は怯まない。
「・・・・・・んじゃあA、なんで違うと思ったんだ?」
ウルフはニヤリと笑ってそう私に問うた。
「もちろん、ウルフは私の大切な仲間だよ。でもね、もっと大切な存在・・・・・・。
ウルフは、私の永遠の味方・・・・・・だよね?」
ウルフはゆっくり瞬きをした。
それがどういう意味なのかはよく分からなかった。
ウルフは、タブーの方へと歩き出す。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・タブーの方へ?
・・・・・・あれ?
・・・・・・・・・・・・間違え、た?
「・・・・・・ッ!!」
ヤバい、間違えたのなら本当にヤバい。どうして、ウルフ・・・・・・そう言ってくれたよね?
私はタブーの前に立つウルフに何か言おうと口を開いた。
その時・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・っが!?何、するの・・・よ!?」
ウルフがタブーの胸ぐらをつかんで、持ち上げた。
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ユースケ - だめだぁぁぁぁぁぁぁっ 神すぎるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2022年11月16日 21時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
エイリス - ワイ スマブラSP世代www (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ユエ - スマブラX知らないけど、この夢小説神 (2022年5月12日 7時) (レス) id: 6d08cb1905 (このIDを非表示/違反報告)
ノヴァ - まじ最高!感動モンでした!これの番外編とかできたら良いな〜!みんな最高っ!! (2019年3月27日 14時) (レス) id: acc17919b7 (このIDを非表示/違反報告)
リィナ(プロフ) - テア.さん» 感想、ありがとうございました…!一番好きだなんて、勿体ない御言葉です><でも、とても嬉しいです、有り難うございます…! (2018年7月5日 1時) (レス) id: 56dd87dc8f (このIDを非表示/違反報告)
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