Knights ページ9
目の前でぴょこぴょこと動く小動物に、私はおもわず心を打たれました。
very cute…! 小動物とはまさにこのこと…！
鳴上先輩や瀬名先輩と喋る彼は一体どなたでしょう？1年生の中では見かけませんでしたが…。
っと、確か先生方の話ではジャージのcolorで学年が分かる様になっているんでしたね！
上着は着ていないようですが、下のジャージは…
「( ぐ、green！？3年生だったのですか…！)」
確か1年生はred、2年生はblue、3年生はgreenのはず…！
こ、こんなに愛らしい方が、3年生…。
「そうそう。Aちゃん先輩にはまだ紹介してなかったわね！」
「な、鳴上先輩！？」
「うちの新人さんよ！ほら、自己紹介なさいな！」
うぅ…鳴上先輩はかなり強く引っ張りましたね…。
軽く横目でジトリと睨みながら、目の前の小動物…いえ、先輩に視線を向ける。
「1年の朱桜司と申します」
「うんっ、よろしくね！
僕は3年の葉風Aっ」
「はい！よろしくお願い致します、葉風先輩！」
smileが可愛らしいです。
やはり3年生とは思い難い…。
瀬名先輩や、まだ見ぬleaderも話に聞く限りでは個性的なお方らしく、classmateからも 個性的だ と聞かされるので、葉風先輩もそうなんじゃないかと。
どうやら杞憂だったようですが…。
「葉風先輩はどのようなunitに属しているのですか？
memberの方々も見当たりませんし」
「うんっ、僕はソロアイドルだからねっ！」
「ソロ…ですか？」
そんな、馬鹿な。
こんなに小さく愛らしい葉風先輩ですが、この学院でsoloだなんて！
「それは…大丈夫、なのですか？
学院にsolo idolはいませんし、一人で、ましてや葉風先輩のみとは…」
激しいdanceも派手なperformanceもしそうにない先輩が、強敵揃いのこの学院で駆けることが出来るとは到底思えません。
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作者名：右脳54% | 作成日時：2019年6月25日 21時
