バスケとケンカと、はじまる恋と。【青峰大輝】

02 幼馴染と春祭りとか虚しすぎる ページ4

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「よぉー」


と、春祭り当日、駅前で呑気に手を振っている我が幼馴染を見つけて軽い殺意が芽生えた。


「おいてめーの所為で私の天使のお誘いを断ることになったんだよ責任取れや」


「会って早々暴言とかAも変わんねーな」


「友達少ないだろ」ってなんで分かるんだようるーせよこのやろーばかやろー









「たこ焼きで許してやる」


「もっと女子力つけよう？？」


「黙れ」


「せめてりんご飴とか言えるようにならなきゃモテ期こねーぞ」とかうるーせよ女子力無いのは知ってんだよ滅べ。まじ滅べ。

大体何が悲しくてこの歳で幼馴染とお祭り行かなきゃいけないんだ！！！

って言うと絶対半殺しにされるから心の中だけで文句を言う







「お前絶対心の中で文句言っただろ」


「滅相もございません」


なんで分かるんだよ！！腹立つ！！









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「…ちゃんと浴衣着てきたんだな」


「なんでこんな面倒いもん着せるんだよ」


「面白いかなって」


「くそが」


「私にはこんなの似合わないって」と長い袖をヒラヒラさせれば「馬子にも衣装だな」と言われたふざけんな

そう言う七海はジーパンだしまじふざけんな









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とりあえず＿＿＿＿と歩き出す









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あれ、







「そういえば大葵は？」


「補習で遅れるらしいよ」


「バカじゃん」


「ちなみに夜ご飯は煮込みハンバーグが良いって」


「ふざけんな」


「てか、携帯見てないの？」


「うるさかったから電源切ってる」


「(………………大葵、どんまーい)」









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たこ焼きはちゃんと買ってもらいました、まる。









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「てか、眼鏡かけないで外出るの久しぶりだなー」


「…え、A普段どんな格好してんの？」


「眼鏡して三つ編みにしてる」


「…ふ」


「おい、なんで笑う」


「…や、だって、そんなだっさい格好…っは！」


「てめーらがそうしろっつったんだよクソが！！！！！！」

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