バスケとケンカと、はじまる恋と。【青峰大輝】

01 突然連絡してくるしマジでクズ ページ3

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「春祭りぃ！？」


『そーそー。その時俺らそっち行くから、久しぶりに3人で祭り行かね？』







久しぶりに電話かけてきたと思ったら突然なんだよ、と電話の相手である七海こと私の幼馴染を軽く恨む。

てか時間帯考えろよ今朝だぞ登校中だぞばかやろー周りの視線が痛えよばかやろー







「てか春祭りなんてあんの？」


『なんでそっち在住のお前よか俺の方が行事知ってんのおかしいだろ馬鹿が』


「知らねーよくそが」


相変わらずムカつくやろーなこって！！！







『で？どうなんだよ行くのか？』


「行かないって言ったら？」


『大葵が5分置きに電話かけてやるって言ってたぞ』


「行きますそれだけはやめてください」


『わかったじゃあ駅前集合な』







そう言った七海は一方的に電話を切った。
相変わらず自己チューな奴だなほんとに！

と、思ったら某会話アプリに送られてきた『浴衣な！これ強制な！』という大葵の言葉に愕然とする









お前ら…2人して…！！






朝から最悪な気分だぜ









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「A、春祭りの日忙しい？」


と、桃井さんに言われたのは昼休み







「どしたの？」


「いや、あのね？バスケ部1軍の同学年で行くことになったんだけどね、」


そこで桃井さんは言葉を詰まらせた。









詳しく話を聞くと、イツメンの中に相沢さんが入ってきたらしい(強引に)






ちなみにこの前相沢さんは突然バスケ部のマネージャーになった、らしい。

絶対青峰さん狙いだろ。






そんでマネージャーだから邪険に出来ないし、女子が桃井さんと相沢さんの2人になって気まずいし、私がバスケ部と話したことがあるから一緒に来てくれないかという事だった









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「……くっ！ご、めん……その日は、せ、先、約が…！！」


「…あ！ううん！いいの全然！！」


「会えたらいいねー！」なんて微笑む桃井さん。あんたマジで天使なんじゃないですか？？









この日ほど我が幼馴染を恨んだことはない。

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