バスケとケンカと、はじまる恋と。【青峰大輝】

17 無茶振り滅んで ページ19

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「合同体育ぅ！？」







無事学生に復帰した私を待っていたのは地獄の時間






なんでも、体育の先生が2人しかいないらしい。なんでだよ。

そして今日、教員研修だかなんだかで先生も手薄。
困った教員団が考えたのが、2年合同体育だそうだ。

ふざけんな。

まだあのマジもん出血大サービス(七海命名)の余波で貧血ふらふらな私は盛大なため息を吐いた。


「まじかー……」


「でも、Aと一緒に体育受けれるよ！！」


「桃井さんまじ天使結婚しよう」


「え？」


おっと、桃井さんが天使すぎてつい本音が出てしまった。

桃井さんはそんな私を見て戸惑っている。かわいい。









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「今日の体育は合同でバスケです！」


気付いたら、体育館で座って先生を話を聞いていた。まじかー。

どうやら血液が貧すぎて昼休みからの記憶をほとんど飛ばしてしまったらしい。

てか今先生バスケって言った！！？
言ったよね！！？！？

ふざけんな！と体育の先生である30代くらいのおばさんを軽く睨む、と睨み返された。






この先生は私を毛嫌いしているから、なにをやらかしてくるかわからない。

てか、この先生女子が嫌いっぽい
んで、黄瀬さんの大ファンらしい
中休みとか、めっちゃ絡んでる

なので女子にめっちゃ嫌われている
男子もあんまり好いてないけど

そこで付いたあだ名は粉かけばばあ
本人は気付いてないだろうけど。

男尊女卑ですかこのやろー





そして、隣でにこにこしている柳ちゃん(柳川先生)を見る。

ちなみに柳ちゃんも粉かけばばあのターゲットの1人だ。確かにイケメンだよねきっと。

柳ちゃん、あんたも苦労するな。





「…柳ちゃんって、誰っスか」


「うおっ、黄瀬さん」




いつの間に隣に座っていたんだこの人。

と、朝のことを思い出して恥ずかしくなる。
うっわー膝枕とか本当に申し訳なかった。



「柳ちゃんは柳川先生だよ」


「…ふーん」


「おい、そっちから聞いてきたんだぞ。おい」


「そこ！藍澤さん！喋らない！！」


「さーせん」


ほら見ろ。粉かけばばあが怒ったじゃないか私単体に対して。









にしても＿＿＿とため息を吐く。
バスケかぁ…

青峰さんとかバスケ部の面々はきっと喜んでるんだろうけど、正直、バスケは辛い。









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だって、バスケをしてしまったら、









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バスケをやりたくなっちゃうじゃないか。

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