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第二十八話 ギリギリで ページ29

「私のものとなってください。アストリッド・ユーグスタクト」

「っ・・・」

あごを捕まれ頬を撫でられる
ラザフォードの手は冷たくて気持ちが悪い

「・・・決めたわ。断る」

「ほう?」

「私は人間となんか与しないし、あんたのものとなるつもりも、ないっ!!」

「!?」

アストリッドの身体から暴力的な魔力が吹き出した

「バカなっ!魔力は使えないはずだ!!」

「えぇ。確かに魔力は使えなかったわ。でもあなたはユーグスタクトの魔女をなめすぎよ」

動けなかったはずの少女の身体があっさり起き上がった

「時間はかかったけど所詮発動済みの魔術。ゆっくり割り込みをかけて外に流れるはずの魔力を自身の身体に向けたのよ」

「そんなことをしたら負荷に耐えられず肉体が!」

「えぇ、お陰で血を吐いたわ。でもユーグスタクトの魔女はこれくらいじゃ負けない・・・よくもやってくれたな人間。ユーグスタクトの怒りと屈辱をその身で思い知れ!!」

ユーグスタクトの魔女が死神のように鎌を振り下ろす

「ウォール!!!」

空気を高度に圧縮した刃がラザフォードをめがけ荒れ狂う

「小さな箱庭、箱庭の人形!来れ、我が前に!!」

ラザフォードが高速で陣を描く

「逃がさない!」

陣の内容を読み取ったアストリッドは鎌の刃に魔力を乗せ陣を空間ごと切り裂く

「ちっ!」

しかしその陣はおとりの偽物だったのかすでにラザフォードはどこにもいなかった
敵を逃がし八つ当たり気味に部屋を破壊する
拘束陣も破壊したのか魔力が戻る

「・・・・・・ぅ・・・ぁあ・・・」

疲れたように座り込み自身の体内に流れる魔力を調整する

「・・・あは・・・強がっちゃったけどやっぱりきつかったな・・・」

確かにラザフォードの言う通りだ
魔力の流れを自身に向けてユーグスタクトの魔女だろうがやはり無事ではいられなかった
表面的には無事だったが体内のいたるところが破損していた
たぶんこれ以上大規模魔術を使用すると本格的にまずい

「・・・帰ろ・・・お城の礼拝堂に行けば時間かかるけど、治るかもしれないし」

血を吐きながら空間を歪めアストリッドはその中に身を投げ出した

第二十九話 静寂の城の中で→←第二十七話 提案



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ストゥアート(プロフ) - 昔少女さん» コメントありがとうございます。更新頻度は遅いですが、楽しんでいただければ幸いです。これからもよろしくお願いします。 (10月22日 14時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
昔少女 - あなたの生み出す想像の世界を私も漂っています。 (9月17日 15時) (レス) id: f6820b1fd8 (このIDを非表示/違反報告)
ストゥアート(プロフ) - エリザさん» ありがとうございます。今週は期末試験期間なのでほとんど更新ができませんがこれからもよろしくお願いします。 (2016年7月25日 20時) (レス) id: df3bdd8f8f (このIDを非表示/違反報告)
エリザ - 更新まっています(^_^)/~ (2016年7月25日 11時) (レス) id: fa956406d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ストゥアート | 作成日時:2016年7月4日 21時

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