空のような眼をしている君に【青】

積雲 ページ10

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「お兄ちゃん、大丈夫？」

「え？あぁ、うん。」

　話を聞くにつれ、どんどん顔色が悪くなっているのがわかる。

　ダメだ。

　Aちゃんの話だけど、信じられない。

　昨日、僕が話した人は幽霊？

　それとも、ドッペルゲンガー？

「お前さん、今日は帰りなされ。」

「はい、ごめんね？また遊ぼうね。」

「うん！分かった！待ってるね！」

　今日は、すぐ寝よう。

　明日、またここに来たら元通り。

　Aちゃんが居て、子供と一緒に遊んで。

　そうだ、Aちゃんの家に寄っていこう。

　もしかして、病気かもだし。

　昨日、帰った道。

　Aちゃんの家に。

「確か、この道を通って。ここで曲がる。」

　昨日、一緒に帰った道をうろ覚えだが、進んでいく。

　僕の記憶だと、町外れの田舎っぽい所だったよな。

「んで、ここを曲がって,,,,,,,,,,,,,,,え？」

　昨日、通った道なのに。

　昨日、何で僕は気付かなかったんだろう。

　Aちゃんと別れた所が。








　



















　火葬場だなんて。

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