空のような眼をしている君に【青】

巻層雲 ページ5

「うぉぉ！！」

　ホームレスだらけの街中について、気付いてしまった。

　ここ、子供が思ったより居る。

「あっ！論くん！また来てくれたの？」

　Aちゃんだ！

　Aちゃんから、論くんって呼んでくれるのすっごく照れるんだよな〜。

「論くん？どうした？」

「(///∇///)！！！！」

　ヤバイ！破壊力！！

　Aちゃんが覗きこむような形で僕の目の前に居るんだけど！！

　僕、絶対に顔真っ赤だよね！？

　うわぁ！！Aちゃんにみられたくない！

「ねえねえ！お兄ちゃん！僕たちと遊ぼ！」

　ん？？あっ、小さい子が居ること忘れてた。

　いや、Aちゃんほどではないけど、小さい子もかわいいな〜。

「うん！いいよ！お兄ちゃんが遊んであげよう！」

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「うわぁー！！！！！疲れたーー！！！」

　あのあと、小さい子達と鬼ごっこをして全速力で走りまくったんだよな〜。

「お疲れーww」

　Aちゃんが笑いながら隣に座る。

「これお礼。」

　Aちゃんが勢い良く水を投げる。

「うぉっと、」

「ナイスキャッチ！」

　こんな、少しの話もすごく楽しい。

　ずっとこんな時間が続けばいいのに。

「私、帰りますね。」

　あれ？もう帰っちゃうの？

　時計を見ると、もう18時を過ぎていた。

　遊んでいる間にこんなに時間が過ぎていたとは,,

「僕も、一緒に帰っていい？」

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