空のような眼をしている君に【青】

巻積雲 ページ4

「ﾊｯﾊｯﾊｯやっとついた〜！！！！」

　さとみくんから電話があった後、全速力で会社に向かった。

　おかげで息切れが半端ない。

　とりあえず、中に入って関係者パス貰わないと。

「すいません、関係者パスを。」

「ころんさんですね、どうぞ。」

　言いたいことを言い終わる前に、窓口の人から関係者パスを渡される。

　もうここも常連だな。

　関係者パスって他のメンバーは、持参出来るのに、僕だけできないんだよね。

　前に無くしちゃったから。

　あのときはなーくんにこっぴどく叱られたな〜。

　そんなことを考えながら、みんなのもとへ向かう。

「遅れた！ごめん！」

　そういって部屋に入ると、メンバーは呆れ顔。

　まあ、何回もあったから慣れたけど。

「ころちゃん、次は遅刻しちゃダメだよ？」

　あー、なーくん優しい！！

　こんなところでもママだ！！

「揃ったということで本題に移るね。・・・・・」

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　そのあと、いろいろ話し合って、14時頃に終わった。

　また、あそこに行ったらAちゃんに会えるかな。

　時間は十分にあるし、今日の動画はもうとっくに投稿予約している。

「行ってみようかな。」

　僕はまた、ホームレスが集う街中に向かった。

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