君と、入籍したいんです。(sxpx BL)*桃赤*

第12話 ページ12

書き方変えました




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莉音side

よく分からないマウントを取った後、モヤモヤしながら仕事場へ向かう。

「あ、莉音くん！おはよう！！」

この人は俺のマネージャーさん。

とても根が優しくて良い人だ。


でも、今日は何故か返事を言う事が出来なくて。

その場をすっと立ち去った。



今日はとても大切なライブがある。

もちろん、俺は単体のアイドルだから常にワンマンライブだけどね。

そんな事を考えていると、マネージャーさんがせかせかとやって来て俺に話しかけてきた。


「莉音くん、体調大丈夫？

何だか元気が無いみたいだけど。。」

やっぱ、あんなあからさまに無視したら流石に気づくか。

そう思い、元気よく返事をして見せた。

『はい！全然大丈夫ですよ！！！

ライブ、精一杯頑張りますねー！！』

そう言うと、マネージャーさんはまたいつもの笑顔に戻った。

「今日のワンマンライブ、莉音くんが頑張れる様に本番前30分にいいことが起こるようにしといたから！

頑張ってね！！！」

そう言って、彼は忙しそうにどこかへ走っていった。

俺にとっての良いことなんてあの人と会える事しか無いんだけど。

そんな文句をぐちぐちと零しながらそのいい事というものを待った。



すると。

いきなり、かちゃっとドアをあけられる。

『マネージャーさんですk………』

俺はあまりの驚きに呆然としてしまう。

だって、



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、






、





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、








、









そこに居たのは、あの彼だったから。


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