普通の人なら嬉しいよね。うん。その2

第42話 ページ14

〜Aside〜
ついに明日だぁ！！！
楽しみすぎてニヤニヤが止まらない(◦ˉ ˘ ˉ◦)

先生「Aさーん」

A『？はい！』

先生「今日日直だよね？申し訳ないんだけど、このファイル地学室まで持って行ってもらえないかな？」

A『あ、りょーかいです(￣^￣ゞ』

先生「ありがとうね！ほんと助かる！んじゃ、あとはよろしくね！」

A『はーい』

そっか今日日直じゃん
すっかり忘れてた
結構量あるなぁ
ま、ちゃちゃっと終わらせちゃいますかー

〜in廊下〜
前見えづらい…
大丈夫かなぁ

あ、もうちょっとで階段。気をつけないと

A『…っしょ、と』

男子A「うぇーいwww」

男子B「おい！ちょ、やめろよお前w」

ドタドタ、ドンッ

A『うお！ってやば！？』

やばい！このままだと転げ落ちる！

A『っ…え？』

さ「よっ、と大丈夫かー」

A『さとちゃん…はぁぁぁぁぁぁ死ぬかと思ったぁぁぁぁぁぁ』

さ「大袈裟だなw」

A『まじありがとwったく、廊下で遊んでんじゃないよ！( ｰ̀εｰ́ )』

さ「www、とりあえず無事でよかったw」

A『命の恩人だよほんとにw』

さ「てかそれ、持つよ」

A『ん、ありがとwでも全部はさすがに申し訳ないから半分だけよろしく』

さ「っしょ、どこまで？」

A『地学室だって』

さ「り、てかお前パシられてんの？w」

A『な！違いますー！日直だから先生に頼まれたの！』

さ「てっきりまぁたなんかの罰でも受けてるんかとw」

A『問題児みたいな言い方やめて？てかさとちゃん何してたの？』

さ「ころんのとこ行こうとしたらAが見えて、なんか危なそうだからついてきたらちょうど転ぶとこだった」

A『うわぁ、うちだっさw』

さ「あれはあいつらが悪いだろ」

A『んーwまぁそうだけど、いうてうちも一気に持っていこうとしたし、どっちもどっちかなw』

さ「なんからしくねぇw」

A『なんでだよw』

さ「っしょ、着いたー」

A『ふー、疲れた〜』

…

ﾌﾜｯ

A『？どしたの？』

不意に頭に手を乗せられた。

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

さ「あんまり無理すんなよ」

頭を撫でられ、見たことの無いような、さとちゃんらしくない、凄く優しい顔で微笑んでいた。

A『…うん。ありがと』

さ「…お前ほんとちっせぇな」

A『はぁ！？』

その瞬間、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、君がかっこよく見えた。

ほんと、らしくないなぁ。

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