１０６ Side Satoshi ページ38
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「俺が中に引き込んだ」
「まあ皆で応援しててよ。大野さん自分の装蹄どうよ」
「問題なさそう」
「カリスマが言うなら大丈夫か」
だからカリスマじゃないって。
その後軽いやり取りがあってニノがアカシに跨る。
馬上のニノはよりかっこ良く見える。
パドックに馬がいなくなって俺たちも移動する。
「じゃ後で」
松潤は調教師席に行く。
「二人は馬主席に来なよ」
「格好はちゃんとしなくていいんですか？」
「だらしなくなきゃ大丈夫。絵里ちゃんも智くんも整ってるから」
ジーンズでもいいのかと思いつつ翔くんのパワーを使えば大丈夫かと思い直す。
「いいよね？智」
この無邪気さに弱いんだよなと最近気づいた。
「ああ。翔くんの誘いだし」
これまた翔くんのご厚意で馬主席へ向かうことになった。
ここはさすがに俺も初めて。
さすがの俺も知っている馬主さんの顔が見えて絵里は少し呆然となっていた。
「野々村さん凄いですね。いつもここにいるんですよね」
「私も最初は驚きばかりでしたけど麻痺しちゃいました。絵里さんこそ大野さんのたちの前で普通にしてて凄いですよ」
「ああ……皆昔からお兄ちゃんだったので。皆キラキラしててかっこいいですけど」
「分かります分かります」
「……俺たちキラキラしてる？」
「分かんねえ」
そんな他愛のない会話をしているうちにレースの時間が始まりスタンドのボルテージが上がっていくのを感じる。
レースまであと数分。
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ユタカ(プロフ) - むにゃむにゃんさん» 読んでいただきありがとうございます。そう言っていただき誠に光栄です。ぜひ競馬場に行ってみて下さい。サラブレッドかっこいいですよね。 (2019年5月2日 8時) (
レス) id: 442d8bbd1b (このIDを非表示/違反報告)
むにゃむにゃん(プロフ) - アカシ〜！きっと勝ってくれると思いながらもドキドキしながら読ませていただきました。昔行った競馬場で見たサラブレッド達のキラキラしたオーラが忘れられません。また中山に行きたくなりました。素敵なお話しをありがとうございました。 (2019年5月2日 1時) (レス) id: 5224fbc573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユタカ | 作成日時：2019年2月27日 9時
