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side→灯油

同室のメンバーに一言入れてアンのところへ行く。
アンは「待ってました。」と言わんばかりに廊下で立っていた。

こいつのこういうところが嫌いだ。
自分は謎に包まれているのに、
人のことは全部お見通しで。

灯「Aは。」

ア「来て。泣き疲れて寝ちゃってる。」

言われるがまま部屋に入ると、ベッドの横で苦笑いしている詩人。
その横でケラケラ笑いながら写真を撮るクプラ。

詩人の袖を握って寝ているA。

ア「…色々考えてたんだろうね。」

詩「まぁ…寝る直前には落ち着いてたよ。
「れをるちゃんに謝らなきゃ」って言ってたし。」

アンが伸びをして呟く。
詩人も笑いながらそれに返した。
…やっぱりAって強い。

貴「ん…詩人、さ…?」

詩「大丈夫。」

唐突に起き上がったAは、涙目で辺りを見渡す。
起きたのか。
…でもなんか、様子が…。

詩「ここにいるから。」

ア「…んー、Aちゃんちょっと失礼していい?」

詩人がAの顔を見ると、Aは落ち着いたようでじっとする。
そこに苦笑いしたアンが入っておでこに手を伸ばした。

貴「アンさん、ここどこ?」

ア「俺らの部屋。
それよりAちゃん、熱あるでしょ?」

やっぱりさっきの違和感、間違ってなかったようだ。
Aは首をかしげながら「さっきからフラフラするけど…わかんない。」と返す。
…熱だな。

ア「熱だね。
灯油ー、薬俺の鞄に入ってるから取ってー」

アンに言われて鞄に手をかける。
薬を渡すと、俺を見たAがへにゃりと笑った。

貴「えへへ、灯油さんだぁ…」


…俺は早急に部屋から出た方がいいかもしれない。

Aは寂しそうな顔をしたけど、3人に「俺戻るわ」とだけ声をかけて外に出た。

灯「(重症だな、俺。

「可愛い」、とか…)」

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あーら@夜行性極めたい(プロフ) - コミュ障のこみゅ@美術部員さん» ありがとうございます!続編も頑張りますねっ! (2017年8月28日 7時) (レス) id: e59c7036a4 (このIDを非表示/違反報告)
コミュ障のこみゅ@美術部員(プロフ) - あ、すいません、誤字ありました。呼は読です。 (2017年8月28日 6時) (レス) id: e6d185f329 (このIDを非表示/違反報告)
コミュ障のこみゅ@美術部員(プロフ) - おお!続編ですか!いつからこれ呼んでたかな‥‥あ、続編も頑張ってください!見に行きますね。 (2017年8月28日 6時) (レス) id: e6d185f329 (このIDを非表示/違反報告)
期限切れ(プロフ) - あーら@夜行性極めたいさん» おぉ!やった!無理しないでいいからね!楽しみに待ってるよ!続編も絶対見るね! (2017年8月27日 23時) (レス) id: 2f6dfeca9e (このIDを非表示/違反報告)
あーら@夜行性極めたい(プロフ) - 期限切れさん» わ、ありがとう!書いてみよっかな…!多分続編になっちゃうけど絶対書くね! (2017年8月27日 22時) (レス) id: e59c7036a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あーら | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年8月9日 7時

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