第32話 ページ34
Aside
思いの外寝間着が大きかった為、少し萌え袖気味になっているが、三木ヱ門くんのものなので折り曲げたりとかは出来ない。あとは眠るだけだから特に害はないか……
いざ着てみると三木ヱ門くんの匂いがして少し安心するなぁと思いつつも、俺のせいで2人に迷惑をかけてしまっていることに、心が痛む。
おのれ……聞かなかった俺も悪いのは自覚している…………悔やんでも仕方ないか……今日ばかりはお世話になろう……
そう思いつつ、外で待ってくれているふたりに声をかけると、嫌な顔1つせずに中に入ってきて褒めてくれた。
三木ヱ門「おぉ、私のだから少し大きいが似合っているな!可愛いぞ!」
守一郎「そうだな!俺もなんか小動物みたいで可愛いと思うぞ!」
褒め言葉なのか分からないし、寝間着をこんなに褒められることなんてあるのか??と思ったが、素直に言葉を受け取ることにした。
『ありがとう、服まで借りちゃってごめんね……必ず洗って返すし、お礼もするから……何がいい?』
三木ヱ門「ん?気にしなくていいぞ?会計委員会の計算も手伝ってもらったし、困っていたらお互い様だ」
守一郎「うんうん、お礼されるほどのことはしちゃいないから気にしなくていいぞ!」
『それじゃ気がすまないんだ、何でもいいんだぞ?ない……かな……』
と言うと、2人は顎に手を添えて考えるようにしていた。すると、
三木ヱ門/守一郎「なら、今度の休み一緒に出かけないか?」
見事なハモリだ。だが、そんなことでいいのか??あ、町で買って欲しいものを言ってくれるのかな?なら個人で行くより、3人で行ったほうが………と色々と考えつつも頷くようにする。
『わかった!それじゃあ今度の休み、3人で町に行こう!』
と言うと、2人は少し顔を見合わせるようにしてなんとも言えない顔をしていたが、頷いてくれた。
どうやら意図が違うことを言ってしまったらしい……?
三木ヱ門「まぁ……そろそろ寝ないと寝る時間無くなっちゃうし、寝るとするか……蝋燭消すぞ?」
守一郎「それもそうだな!分かった!」
と蝋燭を消して3人で布団に潜り込み、寝っ転がる。
『2人とも、急に来ちゃったのに……色々としてくれてありがとう……迷惑かけてごめんね……』
三木ヱ門「!気にするな、迷惑だなんて思っていないし、むしろ今日のお礼ができて嬉しいぞ。」
守一郎「そうだよ、俺も話してみたいと思ってたので、こんなに早く話せる機会が来るなんて嬉しい。」
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スイちゃんのご友人のご友人 - ドゾッ【輸血】三c⌒っ.ω.)っ シューッ (2023年2月2日 1時) (レス) @page8 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 最高(^^ω)輸血パックをください、、、、、 (2023年1月20日 22時) (レス) @page50 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
Spring(プロフ) - 雅さん>>素敵なコメントありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!綾部くんと食満先輩かっこいいですよね……!☺️❤これからも沢山出していきたいと考えていますのでどうぞこの作品をよろしくお願いします☺️ (2022年9月1日 21時) (レス) @page40 id: bb9c13b2cc (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 私の推しキャラは、綾部喜八郎君と食満留三郎先輩ですね…😅💓他の上級生のキャラも良い☺️✨👍いちばんの中では、綾部喜八郎君ですね…😭(泣き恥) (2022年9月1日 20時) (レス) id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。Springさんが作成した忍たまの小説、読んだら面白くて、見入ってしまいました(笑)続きが気になるぐらい😅 (2022年9月1日 20時) (レス) @page17 id: 3a6985dc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Spring | 作成日時:2022年8月30日 5時